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Event|中止ではなく、もっと楽しいことに

昨日3/5に参加券の申し込みを開始した #CookForJapan のオンラインイベントは、目玉商品だった限定30個のお菓子付き参加券(4000円)がその日の未明に完売。改めてメンバーの影響力を感じました。

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お菓子付きはなくなりましたが、オンラインイベントに参加できる無料のチケットは引き続きありますので、遊びに来たい方はぜひ! Zoom IDは一般公開はしない予定です。

つらい状況を活かして新しい社会へ

このイベント、1月に行った #被災地農家応援レシピを作る会 というイベントが元になっています。

このイベントの第2回を、3/14のホワイトデーにやろう! としていたのですが、新型コロナウィルスの感染が日ごとに拡大する中で、開催を延期しなければならなくなってしまいました。

#被災地農家応援レシピを作る会 は、さまざまな場所から30人ほどが集まり、食材に触れ、料理を作るというものでした。ウィルスの感染経路が手から口がもっとも入りやすいものであったことを考えると、開催は感染のリスクがとても高い。さらに、前回小学生以下のお子様もご参加いただいたこともあり、ご参加の方にも不安が出てしまうと思いました。

中止や延期でなく、安全性に配慮して、大人だけでも集まってはどうか、などを考えました。しかし、運営側を手伝ってくれているメンバーから、「自分が保菌者でないと言い切れないなか、集まるのは不安」という声もあり、イベントをする側が楽しめないのなら、おそらく、参加されるみなさんも同じお気持ちだろうと。#被災地農家応援レシピを作る会 は延期にすることにしました。

ただ、どうしても、単純に「延期します」ということで解決したようになるのは、僕としては残念で、もう少し主催者として、この社会的状況に対してのメッセージが発信できないか、という思いがありました。

#被災地農家応援レシピを作る会 を準備するにあたって、場所を押さえてくれていた葛西スペースさんや、被災地の食材のリサーチを始めてくださっていた食べチョクさん。そして、親身に運営を手伝ってくれているメンバーもいます。

また、「次回も作る会楽しみにしています」と言ってくれた、1回目の参加者の方に対しても、中止ではなく、さらに楽しいイベントを企画することで、この状況を前向きに捉えられないかと思ったのです。

それに、「中止」にしろ「延期」にしろ、イベントがなくなって、ぽっかり時間が空いてしまうことは、自粛ムードを煽るだけのような気がしていました。

3.11の時にできなかった社会人としての行動

もうひとつ、頭をよぎったことがあります。3.11後の消費の冷え込み、混乱でした。

過度な買い込みや消費の自粛、あやまった情報の拡散など、メディアの無責任さなど、社会に対する不安が蔓延していたことを思い出します。

当時僕は30代で、ただただそれを見ていることしかできませんでした。

それから9年の時が経って、社会に対してできることも増えてきました。周囲には、助けたい、守りたいという人々もできました。人生の覚悟ができた年齢になったことも大きかったと思います。

それなら、今回は自分の理念をしっかりもって、行動で表現したいと考えたのです。

新型コロナウィルスの恐怖のなかでも、食を楽しむことができれば、心を落ち着かせて、日常の生活を取り戻していこう。

そのためにも、#被災地農家応援レシピを作る会 を単純に延期するのではなく、それ以上に楽しみなイベントにしたいと思いました。「来週は、あのイベントがあるから頑張ろう」という、未来の楽しみな目標を作ること。何か、オンラインでイベントができないかと計画をスタートさせます。

#CookForJapan のメンバーに、オンラインイベントをしたいとメッセージを送り合う中で、石川雄一郎さんから「長野のコラボディナーのときに、出したミニャルディーズ(小菓子)を通販したらどうでしょう?」という意見が出ました。僕も、なんとなくみんなで食べるお菓子を食べる企画は、#CookForJapan のメンバーのなかでやりやすいなぁと考えていたときでした。

それ、やりましょうよ!」と、反応し、準備を進めました。

急に決めたこととでしたが、メンバーのみなさんに協力いただいて、コラボディナーのミニャルディーズとはまた違った魅力が詰まった、そして、コロナ騒動がなければ実現できなかったスペシャルなお菓子セットができたと思います。

ホワイトデーは #CookForJapan と一緒に!

3/14のオンラインイベントでは、クラウドビデオ会議アプリ「Zoom」を使って、このスペシャルお菓子の詰め合わせを購入者の方々といっしょに食べて、お菓子が作られた背景やポイントなどをお伝えしながら、お菓子の感想を話したりできればと思っています。

Zoomに参加できるのは、基本的にどなたでも可能なのですが、チケット制にして、IDを個別にお伝えすることにして、ある程度の参加障害を設けさせてもらいました。オンラインイベントの場を半クローズドになっているので、参加される方は、安心しておしゃべりをしてもらえると思います。

また、今のところは、14時と19時から、購入していただいたお菓子をみんなで食べる番組を開く予定です。

さらに、そのほかの時間には、お菓子を注文できなかった方でも楽しめるような企画を、#CookForJapan のメンバーにも協力してもらって考えているところです。僕も、自分の特性を生かして、食レポ企画を考えてたり、自分も楽しめるようなコンテンツを作ってみようかと。

3/14は、#CookForJapan と楽しむホワイトデーになるように、準備してまいりますので、お楽しみに!

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