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work|私はこれが好き、でいいじゃないか

オーストラリア産の牛肉、オージー・ビーフ(MLA)のコンシューマー向けサイトで月1の連載「わたしにあう、オージー・ビーフ」を始めることになりました!

その第1回目の記事がアップされています。

初回にご登場いただいたのは、池袋のサンシャイン60の下にできた都市型公園「イケサン・パーク」に昨年12月オープンした「EAT GOOD PLACE」のエグゼクティブシェフ、松浦亜季さんです。

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麹町カフェが池袋に名前を変えて移転してきた」と言った方が伝わりやすいかもしれませんね。「EAT GOOD PLACE」では、麹町カフェ時代からの人気メニュー「グラスフェッドビーフのハンバーガー」でオージー・ビーフを使ってらっしゃいます。

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グラスフェッドビーフの存在は、2012年にNYで訪れた「ブルーヒル」(ダン・バーバー氏のレストラン)でした。帰国後、グラスフェッドビーフを調べていくと、NYの社会派レストランが使う理由が見えてきたといいます。以来、松浦さんは、グループ全体でグラスフェッドビーフを使う方向に切り替えていったといいます。

EAT GOOD」、当時はなかなか理解されにくい言葉だったそうですが、10年ほど経ってようやく多くの人の心に触れる言葉になったのではないでしょうか。「わたしたちは何を食べていくか」ということへの関心の高まりを感じます。

それを押し付けではなく、松浦さんたちはあくまで「私たちは、このお肉がいいと思っています」というスタンスもすばらしいと思いました。

私に合う」「私、似合う」という価値観でオージー・ビーフを選んでもらえたら、お肉を通じて新しい食の価値観の話ができたらいいな、という企画にぴったりのインタビューになりましたので、ぜひ読んでみていただけたらと思います。

企画をゼロから立てられるのが最高

オージー・ビーフのお仕事は、今回が初めてでした。牛肉の企画を考えるにあたって、食に関わる者であればまず思い浮かぶのが「畜産の持続可能性」です。ここに目を背けて企画はできないな、というのは頭にありました。

一方で、良いか悪いの判断を迫るような内容にだけはしたくなくて、考えるきっかけになる、入り口のような企画ができないかと思って考えたのが「わたしにあう、オージー・ビーフ」でした。

誰かを批判したり、「これよりもこっちがいい」という比較にならないように、あくまで「私にとっていい選択」であることを大事にするような企画にしたい。それがうまく企画でできたんじゃないかと思っています。

私はこれが好き。そんな価値観を「わたしにあう(私に合う、私似合う)」に込めています。

こうやって企画の立案からやらせてもらえたのはとてもありがたいですよね。今回は、お店の選定からフォトグラファーさんなどの手配までもやらせてもらえたので、自分がイメージする企画にすることができました。ゼロから始められるの楽しいです。やりがいあります。

撮影は、大ファンだった今井裕治さんにお願いしました。

最近飛ぶ鳥を落とす勢いの料理家、今井真実さんの夫で、真実さんの世界観を作っているクリエイションができるフォトグラファーさんです。今回も裕治さんらしいちょっと粗めの質感で親密で懐かしい空気感で撮影していただき、企画の根幹を作ってくださったと思います。

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畜産がもつ課題って、日本では世界に比べて広く議論がされていないように感じています。畜産の良さであったり、課題であったり、良いとか悪いとかそういうことではなくて、まずは話ができる、話題になるようなことも大事なんじゃないかなと思うんです。

もちろん、多くの諸先輩方がそういった話しを可能にする専門性の高いデータや情報を事実を発信してくださっているから可能になるということなのですが、そういったことをベースにもう半歩くらいお肉の話が、この連載を進んでくれたら最高です。


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