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小さな幸せを。 #6


2020年10月23日。
母が入院してから、毎日LINEでやりとりをするようになった。輸血をする報告や検査結果の報告、病院食の写真など、、、。今まで母が隠してきた病気のことをしっかり家族4人で共有できていることが嬉しかった。

母の移植の予定もだいたい決まってきた。一時退院し、11月16日に再入院、21日から前処置開始、27日に私の造血幹細胞を移植予定だそう。今は毎日エアロバイクに乗って運動するくらい元気にしてるみたいだけど、いつ病態が急変するか分からない状態。「あの方なら、きっと大丈夫だと思うけどね。」と移植担当の看護師さんに言われたけれど、少し心配。きっと大丈夫。そう信じて、移植する日まで私は待つことしかできません。


今の母の血液検査データはというと、汎血球現象は著しくなっている。薬の投与の影響もあるが、投与が終わった今でも正常に血球が造れず、増えてこない。輸血で赤血球と血小板はなんとか保たれているけれど、白血球の値が健常の人の6分の1以下。あらゆるものに対する免疫力が低下した状態になってしまった。母が病原体に感染しないように細心の注意を払う必要があった。1番感染すると怖いのが「カビ」らしい。

家族全員、動物が大好きなので犬とうさぎを飼っています。動物は大丈夫なのかという話になる訳だけど、やはりダメらしい。母の身体が正常に血球たちを造れるようになるまでは犬とうさぎを隔離しなければならない。期間は延びるだろうけど、だいたい1年くらい。急に家から居なくなって、しばらく会えず、帰ってきたと思ったら触れあってもらえない。動物たちには複雑すぎて理解できないだろうな、、、。そのための動物たちのお部屋お引越し大作戦が始まりました。まずは隅から隅までピカピカにする大掃除から。来週までにはお引越し完了させないといけないのでみんなで頑張ります。


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