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小さな幸せを。 #5


2020年10月21日。
病院から連絡が入った。ドナーになる現段階での意思確認と術前検査についての連絡だった。明日はたまたま仕事が半日だったため、仕事終わりに絶食で各々の検査を受けることになっている。検査で異常が見つかりませんように、、、。

あともう一つ。嬉しいお知らせがあった。HLAの検査結果が出たそう。結果は◯。母親と私の造血幹細胞は相性が良かったらしく、造血幹細胞移植ができるとのこと。後は私の明日の術前検査の結果を待って移植できるか判断するらしい。なんだか変なプレッシャーが、、、。今まで大きな病気はしたことないし、健康診断で異常を指摘されたことはない。自分ではそこそこ健康な身体だと思っているけれど、ちょっぴり不安。きっと大丈夫、そう信じて明日の術前検査に行ってきます。



2020年10月22日。
ちょっぴり緊張しながら、尿検査、血液検査、心電図、一般撮影(レントゲン)の検査を受けてきました。外注に出す感染症関連の血液検査項目は週明けにしか結果は分からないけれど、それ以外の項目は異常なし。残りの検査項目の結果を待つのみ。

検査の結果ドナーとして適切だと判断されたと仮定して、準備を進めていくことになった。詳しい移植説明・入院説明をしてもらった。予定としては11月5日入院。11月9日に造血幹細胞を採取予定。最短で6日、最長で8日の入院期間らしい。つまり約1週間、病院で過ごすことになる。それに伴い、仕事を約1週間休まなければならない。そのことを上司の方にお話しすると、状況をよく理解してくれました。人手が足りなくてバタバタしているのに、職場の皆さんにはご迷惑をお掛けしてしまうのが本当に申し訳ないです。本当に優しい方々ばかりで涙が出るくらい素敵な職場に恵まれました。感謝、感謝です。入院している間、暇だろうからと課題を出されました。仕事ができない分、手と頭を動かして知識を詰め込まないと。ただでさえ仕事ができないのに、どんどん遅れてしまう。なるべく入院期間を短くして、早く仕事に復帰できるように頑張るぞ。