見出し画像

愛なしには頑張れない☺︎2022.6月.蟹座新月の占い

「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」

突然現れた神の御使いガブリエルに、胎内に子を宿し「母」となっていることを告げられたマリア。

絵画を見ると、
「あ、そんなん困るんで結構ですー。」
と言わんばかりのポーズ。
いきなり不審人物見ず知らずの大天使がやってきて、全く身に覚えがない妊娠を告げられます。しかも宿していると言われたのは「神の子」。
重い!怖い!青天霹靂でそれまでの日常が一変する出来事です。

しかし、驚きや戸惑い、恐れの中で、マリアは静かに答えます。
「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」

……マリアは「母」となる覚悟をし、お腹に宿ったイエスを慈しみ育んでいくことを宣言するのです。

今月は「愛を育むため使命を果たしていく」がテーマのようです。

人との関わり合いで忙しい

今回の蟹座新月は、6月29日 11:52頃(東京)迎えます。

今月はショートバージョンです。

先月のチャートでは、星たちはまるっと下側でしたが今月はまるっと右側に。
自分のテリトリーで下準備を着々と進めていた先月に対し、今月は他者と積極的に関わり物事を進めていくようです。

そして、物事の始まりを表すASCは天秤座。
こちらでも対人関係や社交が強調されています。
ASCルーラーの金星は同じ双子座にいる水星に支えられ、牡羊座の木星からは強い後押しがあり、水瓶座の土星からもサポートされています。
「専門的な学び・旅行・海外・出版」の分野で八面六臂な活動ができそうです。
この時期、ノウハウや雑学的なことをオンラインを通じて気軽に発信していくと、好評価で反響があったりなどしっかりした手応えが得られそう。
いろいろな人と気軽に交流し新しい情報や知識に触れることで、これまでの価値観もアップデートできるかもしれません。
軽やかな風に乗るように、まずまず順風な出発のようです。

一方、目標を表すMCにほぼ重なり、「内輪で仲良くやっていきましょう!」と決意表明する蟹座の新月。
それに対し、ノリノリの牡羊座木星が「オレ、好きなことガンガンやっていきたいんで!」と割り込んできます。
また、木星と同じ牡羊座にある火星は、山羊座の冥王星からに圧をかけられ、極端な自己主張をしたり(されたり)、頑張りすぎたり暴走したりも。
火花が飛び散るような一触即発の対立やケンカもあるかもしれません。

そんな外的な危険を敏感に察知し、良くも悪くもかえって身内意識も強まりそうですが、実は「大切な人や場に向けた愛情ってどこまで広げられる?」と愛の度量の深さや範囲も試されているようにも思えます。

この緊張する対立に対して調停する位置にあるのが海王星です。
一見このプレッシャーを緩和してくれるようにも見えますが、海王星は逆行中。
海王星のスピリチュアル的な癒し、芸術に親しんだり、夢や理想を持つことで乗り切ることもできそうですが、現実をうまく捉えずよいように解釈しすぎていた、しんどいことから一息つくためアルコールやドラッグに走る、ぼんやりして実務が疎かになる、などには気をつけましょう。

活発な対人関係にスポットライトが当てられる一方で、大切に思う人やものを取捨選択していく感じでもあります。

新月が起こる蟹座は、大切な人に愛情を注ぎ育んでいくサインです。
聖母マリアの愛情は、イエスが「神の子」だからだったわけでなく、お腹を痛めて生んだ自分の息子に対する「母」としての愛情が根底にあったように思えます。
息子に課せられた聖なる使命がいかに過酷なものであったとしても、その愛情があるからこそ、最後まで神の御心に沿うことができたのでしょうか。

今月は、そんな風に「愛」が原動力となるようなひと月となりそうです。

まさかの6月中の梅雨明けとなり、厳しい暑さが続いています。
「愛」は他者へのものだけではありません。
皆さまどうぞご自愛くださり、ご自身のお身体の声を聞きながら過ごしてくださいね。

今月も、幸運のヒントが見つかるひと月になりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?