輸送手段と動力源の変遷

最初にお断りしておきますが以下文章は備忘録です。(調べて書く時間がない言い訳です)
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経済とは物作りをして、もしくは他所から調達して他人と交換する、また貨幣を投資して回収する、と言う一連の流れです。筆者はネット通販をしている関係で、物を売って代金を回収する、つまり物流と決済手段を支える技術や仕組みの歴史、背景を整理しておきたいと思ったのがこの一連の文章を認めるに至った動機です。

さて、決済手段の歴史は後日書くとして、まずは経済の始まりから物流とそれを支える技術等について整理しておきます。

①狩猟・採集の時代

動物と同じ生活をしていた時代です。果実や獲物を求めて自力で近距離の移動はしていたと思われます。

②牧畜・農業の時代

定住し集団生活をして自ら生産活動を始めます。天候や自然災害に影響されるし今更狩猟・採集には戻れないはずで、集団で生産活動を始めるのは相当なリスクを負っていたと想像されます。ここでリスク回避のために生産物の「余剰」が必要になったのが経済の始まりと考えられます。集団で生産する物を「選択と集中」し、生産性を上げて、すぐには消費しない「余剰」を生み出そうとします。やがて他地域と余剰生産物の交換活動が始まります。この交易活動に馬やラクダが使われました。

③征服ビジネスの始まり

肥沃な土地で牧畜農業を営んで豊かに暮らしている民族を横目に、農作物が貧弱な、寒冷で痩せた土地に住んで土地を移動しながら生活していた騎馬民族が彼らを征服しようと試みた時代です。馬が戦闘、物流に使われました。

④海洋交易の始まり

ポルトガルに始まる大航海時代です。風(や奴隷?)の力で船を動かしていました。馬やラクダに比べて輸送量は大きかったと想像されますが、遠距離に短時間で移動するためには蒸気船の登場を待つことになります。余談ですが、スエズ運河、パナマ運河などは無風地帯を通過しないといけないので蒸気船が前提となったようです。

⑤蒸気機関の発明と応用

蒸気機関が発明され、当初は燃料の石炭を掘る際、出水を汲み上げるのにも用いられたようですが、紡績機など綿工業に応用され、その後蒸気船、機関車の動力源へとつながって行きます。蒸気船は石炭を補給しないと行けないので、海洋に出る前、河川の往来から実用化が始まったそうです。

⑥内燃機関の進化、洗練化

ディーゼルエンジン、ガソリンエンジンが開発され、列車や自動車に搭載されるようになり、爆発的に広がって現代に至ります。特に飛行機を飛ばすには石炭よりエネルギー密度の高い石油(ガソリン等)が有利で、その石油を巡る戦争が度々起きます。その後、航空機やロケットにはジェットエンジンが採用されて行きます。

⑦電動モーターの実用化

電気で動くモーターが実用化され普及していきますが、内燃機関に比べて圧倒的に小型化が容易なため、家電等に採用され爆発的に数を増やします。バッテリーのエネルギー密度・出力向上や軽量化などが進化するのと歩調を合わせて自動車のエンジンが電動モーターに徐々に置換されて来ています。

とりあえずここまで

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