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【漫画】涙が出たのは1週間後。その涙を見せないように、目を乾かした。


東日本大震災のとき、津波で船を失い孤立した気仙沼大島では、直後に発生した火災の消火活動にも島の人たちが奔走しました。山の下草についた火は、消してもまたじわじわと燃え広がるしぶとい炎で、夜になると赤く炎が浮かび上がるため、また山へと駆けていく。消火に当たった人たちは、ほとんど寝ない状態が続き、道端でぐったりと突っぷす人もいるほどの疲労困憊状態だったそうです。
ようやく鎮火したのが3月17日。火が消えてホッとした時、ずっと探しに行けていなかった行方不明の家族のことを思った、というお話を聞きました。


避難所で暮らしながら消火活動にあたっていた男性は、帰った時に子ども達に赤い目を見られないよう、しばらく路肩に座って、頭に浮かぶ悲しみを振り払い、目が乾くのを待ったのだそうです。



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