見出し画像

とある書店員の書評鍛錬2 習慣とは

初心者書店員えりたです。
店ではコミックを担当しています。
コミック担当として独り立ちしてから約半年。
ようやく日々のルーティンワークにも慣れ
少しずつ視野を広げ、あれこれ学ぶ日々です。

そんな中で気づいたことがあります。

それは。

重度の活字中毒であるがゆえに
これまでそれほどコミックに触れて来なかったこと。
そのため、コミックの面白さや伝えるための言葉が
極端に薄いこと。
なんです。

これが存外、致命的で。

ただでさえ、初心者書店員なのに。
しかも、ワンオペで手探り状態なのに。
コミックのどれが、今の話題作なのか。
それはどういう傾向の中にあるものなのか。
だったら、どういう流れをつくればいいのか。など
棚を作るための情報量が圧倒的に不足しているという
一人ヘレン・ケラー状態に陥っていたのです。

また、うちの店は
コミックの棚がものっそい薄いです。
店の特徴からすれば仕方のないこととは言え
友人一同に
「え、あの店、コミックあったの?」
「どこがコミックコーナー?」
と言われるほど
コミック棚の存在感が希薄なのです。

だからこそ、宣伝が命、というか。
うちの店にもコミックは少数精鋭だけどちゃんとあるよ?とか
こんな面白いもの置いてるよ?とか
一生懸命に伝えなければ、来てもいただけないのに。

私自身がコミックを知らないという
画期的にオソロシイ状況。

しかも。

私はそもそもが重度の活字中毒者。
そのため、少しでも時間ができようものなら
コミックをほったらかして
活字本を読み始める始末。
つまり。
私にとっては、
コミックを読むのが仕事で
活字を読むのが休憩、という
何かが逆転しているような状況が
事態をさらに悪化させていたのです。

それではいけない。
閑古鳥がへいへいほーと調子よく鳴きまくってるのに
活字本に耽溺している場合ではない。

とまぁ、忸怩たる思いを胸に
ある日不意に一念発起。

毎日、コミック紹介をtweetすることを
自分に課すことで
コミック読みを習慣にしてみたのです。

すると。

世代的なものもあり(ビバ受験戦争世代)
何かしらのミッションが課されると
必死にやりきるメンタリティの持ち主でもあるワタクシ。
毎日tweetするために
時間があれば、コミックを読み散らかす方へ
ロケットダイブ。
待ってるだけの昨日にアディオスし
今のところ
16日連続でコミック紹介tweetを続けています。

そして。
それはそれで。
読み始めると、だんだん楽しくなってきて
少年漫画、少女漫画、青年漫画、BL漫画、ラノベなど
さまざまな分野を読み散らかし始める
ビバ単細胞なていたらく。

えぇ、書評をやると張り切ってnoteを始めたのに
そういや最近、活字本を読んでないなと気付くあんぽんたん(笑)

でも。
仕事のために意識的に習慣化した
■コミックを毎日読むこと
■コミック紹介tweetを毎日すること たちは
存外、楽しく発見に満ちたものになっています。

四の五の言わずに
何でもやってみれば
きっと楽しい。
そんな学びを得てみたのでした。

#習慣にしていること  

この記事が参加している募集

記事をお読みいただき、ありがとうございます。いただいたサポートはがっつり書籍代です!これからもたくさん読みたいです!よろしくお願いいたします!