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■5月11日 書く理由

今日は書く原稿が一つもなく、まっさらなお休みでした。たいへんに珍しい。とてもうれしくて。ほんとうにうれしくて。とりあえず本を読み散らかし、お昼寝をし、お料理をし。好きなことだけで時間を紡ぐことをしていました。

今日読んだのは。
■濱嘉之『警視庁公安部・片野坂彰 天空の魔手』(文春文庫)
■『NHKが悩む日本語』(幻冬舎)
■藤村忠寿『人の波に乗らない』(朝日新聞出版)

同じ姿勢で、固まったまま読書をしていたら、途中で首がじっとしていられないほどに痛くなり、ロキソニンテープを貼って対処。それでも読み続けた私、プライスレス(笑)。どれも面白い本でした♪ あ~幸せ。

・ ・ ・

昨日、弱音全開なnoteを書きました。

「有料記事」という言霊にデバフをかけられ、思考回路のあちこちを錆びつかせた挙句、あれほど好きだった書評を書けなくなってしまったというお話。

そもそもが、融通の利かない一本気な生真面目さがヒトのカタチをかろうじて保ってるみたいなワタクシ。

器用さなど、カケラも持ち合わせてませんから、いろんなことを出来るはずもなく。まして、自分を売り込むとか無理ゲー過ぎて。それでも「売るために」がんばらなくては!と必死になった結果、本気でいっぱいいっぱいになってたんです。

昨日のnoteにそんな現状を忌憚なく書いてたのですが。その後、ふわふわとTwitterのTLを眺めていたら、この言葉に出合ったんです。

読んだ瞬間、憑き物が落ちました。いや、マジで。

そうなんです。私が書評を書いてたのって。

「すてきな作品をありがとうございます!」って著者さんや関わったみなさまにお伝えしたかったからだし。「この作品、超おもしろいの!」ってみんなに言ってまわりたかったからだし。自分きっかけで、その作品を読んでもらえたら、超幸せだし。

ほんと、それだけだったんですよね。だから、書くの楽しかったし、時間がなくても書き続けられたんです。

駄菓子菓子。

「有料記事」という装備を纏うことを決意した途端、私は身動きが取れなくなった。

もちろん、「有料記事」が悪いんじゃないんです。悪いのは、「有料記事」を買ってほしい!と必死になり、なかなか売れなくて、空回りして、力尽きた自分のメンタルの在りよう、なんです。

うん。それはね、痛いほど、理解している。

あ。だからといって、「有料記事」を辞める気はないです。

だって、最終的には有料記事で収入を得たいと考えていますもの。それは変わらず、希望として持っていますもの。

でも。当面はがんばらない。

「売らなきゃ」とか「どうしたら買ってもらえるか」とか。それに思考を支配されない。最重要の装備にしない。まずは、そこから。

noteの活用法や投資などの記事のが、ベネフィット大きいの、分かってます。あるいは、ビジネス書まとめなどでも。でも、それは私の書きたいものじゃないんです。

私が書きたいのは、「この本、超おもしろかったの!」という幸せ。

書く理由なんてそれしかないし。それが書きたくてnoteを始めたのだし。器用じゃないから、それを書くしかできないし。

で、まずは。開き直って青い初志を貫徹する気構えを持とうと。

このtweetに出合ったおかげで、ようやくそこまで気持ちを整えることができました。

・ ・ ・

たぶん、これからもおろおろすると思います。売れないのはかなしいし、売れない=読んでもらえないのはもっとしんどいし。

でも、こうして初心を言葉に残せたから。だからきっと、これからも書き続けます。よろしければ、お付き合いくださいね。そして、少しでも気に入ってくださったなら、ご購入を♪

今日がいい日でありますように。
んじゃ、また。

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