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大河ドラマ『光る君へ』関連マガジン

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大河ドラマ『光る君へ』に関連する記事をすべて収めてあります。毎週放映後の感想や参考本、また紫式部に関わる地への旅行記も更新します。
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#源氏物語

■大河ドラマ『光る君へ』第26話「いけにえの姫」感想―少女たちは自らの足で堂々と荒野を歩む

大河ドラマ『光る君へ』第26話「いけにえの姫」、いかがでしたか。 最後の最後で何かしらの衝撃波をかましてくるのがドラマの常套手段とはいえ、あの構図と予告編が炸裂させたモノは、情緒をものっそい高低差を持つジェットコースターに乗せてくれました。 日頃、主人公にほぼ興味を示さない私でさえも、あのときは と叫びましたとさ💦 大弐三位、誰の子だよ…(/ω\)イヤン しかも、7日は放送休止とか…やきもきやきもき… ・ ・ ・ というわけで、一条天皇への行成どんの説得「円融院の

■大河ドラマ『光る君へ』を巡る旅⑨―紫式部さんに会いに行ってきました

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』も第26話までやってきました。何だかもぅ…毎回感情をぶんぶこ振り回されて、うぉうぉ言っていますが(擬音過多) 今回は、まだちょっと気が早いかもと思いつつ、ここまでの旅で出会った「紫式部さん―紫式部像」をご紹介します。 ■石山寺【源氏の間】今から1000年前、『源氏物語』という長編物語を著した紫式部。彼女は、石山寺を参詣した折に、びわ湖に映る月を見て、物語の着想を得たと言われています。 その逸話をもとに、石山寺の本堂には【源氏の間】が設

■大河ドラマ『光る君へ』第25話「決意」感想―そして、僕は途方に暮れる

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』第25話の感想です。 いやぁ、第25話もいろいろ盛りだくさんでした。行成さまが超ブラック企業にお勤めなシゴデキ官吏だったり、ロバート実資さまが鸚鵡ちゃんに異世界転生してたり、公任さまが超公任さまだったり。 マジで見どころだらけ。 そんなこんなで、定子さまと一条天皇の悲恋に沸き散らかしている第24話の感想はコチラです。 ではでは、第25話の感想に行ってみましょう♪ ■今日の中関白家道隆さまが天に召されてから2か月。物語内の歳月で言え

【写真館625】これもきっとパープルちゃん

今日の一枚はコチラです。 今年の4月に大津で行われた、大河ドラマ『光る君へ』パブリックビューイングに参加しました。そのあと、シャトルバスが出たこともあり、石山寺へお参りに行ったのです。 石山寺では豊浄殿で行われていた展示も拝見しました。この子に会ったのは、その展示を見終えたときのことでした。 2008年に『源氏物語』の千年紀を迎え、その折に紫式部をイメージされたロボット「MURASAKI」ちゃんです。身長は31センチほどで、とても愛らしい。 彼女は車輪で自走し、その動

【読書note】あなたの「光る君」はだれですか―紫式部『源氏物語』

えりたです。 今日は、大河ドラマ『光る君へ』に関わる本のご紹介です。 以前、こちらの記事を更新しました。 こちらは、長い間『源氏物語』をはじめとした、平安時代の文学を研究していらっしゃる三田村雅子先生による『源氏物語』の入門書です。「100 de 名著」シリーズですから、書店で手に入れやすいですし、また、お値段もお手頃。なので、私にとっては、心からのおすすめ本♡ これを読むと、けっこう本気で「うわぁ…『源氏物語』読みたい…‼‼」ってなるですよ。しかも、大河ドラマ『光る君

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■大河ドラマ『光る君へ』第21話「旅立ち」感想―あなたの一日が終わるときに、そばにいるね

えりたです。 突然ですが、6月2日は「本能寺の変」が起きた日です。今でこそ、何やら年中行事のように燃えさかっていますが(え)、天正10年のこの日に織田信長公は天下統一の志は半ばのまま、現世との縁を断ち切られます。 そして、第21話で燃えさかる二条第と、火の海のなか一人静かに逝こうとなさる定子さまを見たとき、私が思い浮かべたのはこの「本能寺の変」でした。 無念さも悲しみも覆い尽くすような、生への諦念。あるいは、やっと終わることができるのだという、ほんのりとした安堵。 そ

【写真館604】もう一つの紫式部像

今日の一枚はコチラです。 4月に大河ドラマ『光る君へ』のパブリックビューイングに参加した際、会場からシャトルバスに乗り、石山寺へ再訪しました。そのとき、とてもうれしいことがありました。 1月には会えなかった「もう一つの紫式部像」に会えたのです。 石山寺にはふたり「紫式部」がいて。一つは、光堂から少し下ったところにある像(見出し画像の紫式部さま)。もう一つが今日の一枚にいらっしゃる像です。 こちらは、石山寺本堂にある「源氏の間」。 石山寺に籠り、視線の先にある琵琶湖に映

■大河ドラマ『光る君へ』第20話「望みの先に」感想―コントの先に推しがいた

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』も第20話まで来ました。日本史上最大の推しさまである藤原道隆さまが天へご出立になってからもう3週も経つのですね(涙)かなしい… と、ワタクシったら、いつまでも悲しみに暮れていますが。そんないたいけな?ワタクシをさらに奈落の底へ落してくれる「長徳の変」がどしどし進む第20話。もうメンタルが、メンタルがぁ……(´;ω;`)ウッ… そんなこんなで、悲しみの予兆に打ち震える前回、第19話の感想がこちらです。 ではでは、第20話の感想に行って

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■大河ドラマ『光る君へ』第19話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 さて、久しぶりの参考本記事です。ばたばたしていて、なかなか記事執筆に辿り着かず、少し間遠になってしまいました。 今回は大河ドラマ『光る君へ』第19話「放たれた矢」を深掘りできる参考本のご紹介です。 ・ ・ ・ 第17話で大好きな藤原道隆さまがご出立になり、ドラマを見続けるモチベは大丈夫か? と自分でも((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルしていたのですが、何のことはない、蓋を開けてみたら2週続けて4000字超え記事を更新。ぜんぜん問題ありません

■大河ドラマ『光る君へ』第19話「放たれた矢」感想―「来ちゃった♡」と宣う白馬な王子と風雅に生きるイケメン

さて、第19話です。 ちょうどこの日は外出しており、リアタイできずでした。さらに今週は仕事でばたばたしていたこともあり、ようやく今日(第20話放送前日)視聴し、見ながら「もう道隆さまはいらっしゃらないのだなぁ」とじわじわしたりもして。 考えてみれば、道隆さまがご出立になってから、もう2週間が経つのですね。そんなこんなで第19話です。 ラスト1分で長徳の変が始まり、中関白家推しのワタクシの心は奈落へ向かってそろりそろり。「隆家さま、誰がどう見ても高貴な身分の方の牛車なのに

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■大河ドラマ『光る君へ』第17話「うつろい」感想―今日をかぎりの命ともがな

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』第17話……終わってしまいました。えぇ、ワタクシの歴史上の最推しであらせられる藤原道隆さまが天に召されてしまったです…… いや、「歴史上の推しさまが天に召されること」は織田信長さまで慣れていると思っていたのです。だって…昨年の『どうする家康』を含め、年に何回か「本能寺の変」って描かれるじゃないですか。だから、ちょっとした年中行事的なナニカのように思っていたのです(え) 駄菓子菓子。 第17話のラストで描かれた、あの道隆さまの最期のご

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■大河ドラマ『光る君へ』第14話「星落ちてなお」感想―白い袍の関白さまなアクスタをください

大河ドラマ『光る君へ』も第14話まで来ました。 昨日、他の記事を書いていて思ったのですが、あの衝撃の第9話からもう5週間経っているのですよね… 毎週、情緒がジェットコースターをぶちかますほど濃い物語が展開しているので、気づかずにいましたが。こうして言葉にしてみると、改めて月日の流れの速さに驚きます。 そんな今週は兼家パパりんがご退場になりました。 明るくやさしい道綱どんと、息子大好き寧子さまと。 それがどれほど束の間の時間であろうと、「家族」でやさしい時間が過ぎてよ

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■大河ドラマ『光る君へ』第12話「思いの果て」感想―むしろ「フラグ回収の果て」なイケメンの行く末を

えりたです。 さて、『光る君へ』第12話はいかがでしたか? いやぁ、こまろちゃんがかわいかったですねぇ♡(そこかい)穆子さまに静かにだっこされてたり、感極まった倫子さまにお手々をにぎにぎされてたり。それでもまったく動じない肝っ玉よ! これで左大臣さまが、こまろちゃんをひざに抱いて「こまろよ…倫子が…倫子が…(泣)」って呟きながら、廂で日向ぼっことかしてたら…萌えないはずはなく…と、どこまでも想像の羽は羽ばたくわけです。 というわけで、今回も相変わらず萌えどころが主人公か

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■大河ドラマ『光る君へ』第9話「遠くの国」感想―明日から本気出す

さて、波乱の第9話でしたが、みなさま……情緒はご無事ですか? 多くの人と同じく、私も予告で「遠くの国」とタイトルが出たとき、「あ~直秀が越前に行っちゃうのかぁ…しばしのお別れ、さびしいなぁ」くらいに考えていたのです。そう、越前編でまひろっちとの再会イベントが発生することを信じて疑わなかったのです。 駄菓子菓子。結果はアレで(泣) いくら「遠くの国」と言ったって…トート閣下のいらっしゃる黄泉の国まで行かなくてもいいぢゃんかよぉ(号泣) この結末のもたらす衝撃があまりにも

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