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大河ドラマ『光る君へ』関連マガジン

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大河ドラマ『光る君へ』に関連する記事をすべて収めてあります。毎週放映後の感想や参考本、また紫式部に関わる地への旅行記も更新します。
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【写真館638】ききょうのはな

今日の一枚はコチラです。 先日、名古屋城を歩いていたら「ききょう」の花が咲いていました。 「ききょう」と言えば、大河ドラマ『光る君へ』でファーストサマーウイカさんが演じていらっしゃる「清少納言」さまの真名です。 もちろん、史実から見ればまったく異なる名前ではあるのですが、ウイカさんのすてきな演技に毎週触れていると、彼女の名は「ききょう」以外ありえないと思えてきます。 ちらちらっと調べてみると、ききょうは日当たりの良い草原で育ち、茎がすっくとまっすぐ伸びるのだとか。この

■大河ドラマ『光る君へ』を巡る旅⑨―紫式部さんに会いに行ってきました

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』も第26話までやってきました。何だかもぅ…毎回感情をぶんぶこ振り回されて、うぉうぉ言っていますが(擬音過多) 今回は、まだちょっと気が早いかもと思いつつ、ここまでの旅で出会った「紫式部さん―紫式部像」をご紹介します。 ■石山寺【源氏の間】今から1000年前、『源氏物語』という長編物語を著した紫式部。彼女は、石山寺を参詣した折に、びわ湖に映る月を見て、物語の着想を得たと言われています。 その逸話をもとに、石山寺の本堂には【源氏の間】が設

■大河ドラマ『光る君へ』第24話「忘れえぬ人」感想―「寒いね」って言ったら「寒いね」って聞こえるしあわせ

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』第24話の放映が……って、物語がもう既に半分公開されてしまったのですね⁈ この間、第1話だ! 道隆さまだ! と大騒ぎしていたのに。 一日が過ぎるときの体感の時間はさほど早くないのに、「1年」という単位で見ると「え、マジで?」となることしばしば……特に今年は、ご丁寧にも、梅雨前に一度「夏」がフライングしていますからねぇ。だから、余計にそう感じるのかもしれません。 というわけで、オープニングクレジットで「藤原公任 町田啓太」と公任さまのお

【写真館626】紫式部像はここにも

今日の一枚はコチラです。 今年4月に、宇治の大河ドラマ館へ伺いました。そのとき、せっかく行くのだし…と思い、1泊2日の旅にして、次の日は京都で「紫式部をめぐる旅」をしてきたのです。 今日の写真はそのときの一枚です。 ここは蘆山寺(ろざんじ)。紫式部の邸宅跡と言われ、『源氏物語』や『紫式部日記』もここで執筆したとされています。そして、この紫式部像は、受付に入ってすぐのところにいらっしゃいます。 この像を前にした瞬間、いろいろなざわめきが一気に静寂に変わりました。 もち

【写真館625】これもきっとパープルちゃん

今日の一枚はコチラです。 今年の4月に大津で行われた、大河ドラマ『光る君へ』パブリックビューイングに参加しました。そのあと、シャトルバスが出たこともあり、石山寺へお参りに行ったのです。 石山寺では豊浄殿で行われていた展示も拝見しました。この子に会ったのは、その展示を見終えたときのことでした。 2008年に『源氏物語』の千年紀を迎え、その折に紫式部をイメージされたロボット「MURASAKI」ちゃんです。身長は31センチほどで、とても愛らしい。 彼女は車輪で自走し、その動

■大河ドラマ『光る君へ』第23話「雪の舞うころ」感想ー「ありがとう」って伝えたくて、あなたを見つめるけど

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』第23話も、いろいろな思いや思惑が錯綜して、ドキワクしましたね。 でも、いちばん興奮するのは「敦明親王」のご登場だな。間違いない。……と少々サンドウィッチマンのコントの入りを(え) えぇもぅ、あの頃の歴史を大好きすぎるワタクシは、おそらく世間さまがほとんど注目しないであろう敦明親王さまがすでにご誕生になっていたことに狂喜乱舞。「うわぁ…ここからまたこじれるぞぉ♡」とにやにや(をい) リアタイしているときも と叫んでいたワタクシ。公任

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅⑧―紫式部公園へ行ってきました

えりたです。 今年2月、武生の地に【越前 大河ドラマ館】が開館しました。今年1年は大河ドラマにどっぷり浸かろうと決めている私は、開館の報に触れるや否や、越前への旅を計画し、敢行したのです。 そうして、訪れた【越前 大河ドラマ館】の様子はこちらの記事にまとめました。 とても楽しかった♡ またこの日、ドラマ館で道隆さまのパネルの前にいるときに、大河ドラマの感想記事を更新したのもよい思い出です。 第9話……直秀が「遠くの国」へ旅立ったお話でしたね(涙)どうにもこうにも道隆さ

【写真館604】もう一つの紫式部像

今日の一枚はコチラです。 4月に大河ドラマ『光る君へ』のパブリックビューイングに参加した際、会場からシャトルバスに乗り、石山寺へ再訪しました。そのとき、とてもうれしいことがありました。 1月には会えなかった「もう一つの紫式部像」に会えたのです。 石山寺にはふたり「紫式部」がいて。一つは、光堂から少し下ったところにある像(見出し画像の紫式部さま)。もう一つが今日の一枚にいらっしゃる像です。 こちらは、石山寺本堂にある「源氏の間」。 石山寺に籠り、視線の先にある琵琶湖に映

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅⑦―びわ湖/におの浜へ行ってきました

えりたです。 1月の終わりに、滋賀県大津市で開催された「大河ドラマ『光る君へ』スタート記念スペシャルトークショー」へ参加しました。当選倍率3.4倍をくぐり抜け、制作統括の内田ゆきさんと、ききょう/清少納言役のファーストサマーウイカさんのトークショーをめいっぱい堪能したのです。 そのときの記事はコチラです。 今回は、そのときに思いがけず「琵琶湖」に辿り着いたお話です。しかも、そこは『光る君へ』主人公まひろが越前へ渡るときに通った(かもしれない)場所だとか。 予備知識なく

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅⑥―国宝「道長の経筒」に会いに行ってきました

えりたです。 「本物の迫力」というのは言葉に尽くせぬものです。以前、名古屋にある徳川美術館で【義元左文字】を間近に見たことがあります。あのときの「ぞくり」とナニカが背筋を走った感触は未だに忘れることができません。 そこにそっと佇んでいるだけなのに、怜悧な覇気を発しているような。「刀で斬る」ことの本質を、身体の芯に冷え冷えと突き刺してくるような。そんな存在感が無言の圧をまとって、身の内を走り抜ける。今思い返すだけでも、背骨にぴりりときます。 そんな出会いがあってから、私は

【写真館580】宇治橋の紫式部像

今日の一枚はコチラです。 4月に宇治へ旅をしにまいりました。宇治にできた大河ドラマ館に行くのが主目的ではありましたが、せっかく行くのだからと思い、宇治であちこち歩き回ることにしたのです。 そのとき出会ったのが、宇治橋近くにいる「紫式部像」です。 宇治といえば、『源氏物語』の第3部宇治十帖の舞台となった場所です。それにちなんだ像が、宇治川のほとりにわりとあっさり置かれていました。 大河ドラマ『光る君へ』が始まってから、私はあちこちの紫式部像に会いに行っています。 場所

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅⑤―パブリックビューイングへ行ってきました

えりたです。 先日、滋賀県大津市へ行ってまいりました。大津への訪問は2度目です。1度目は1月末日、放送開始記念のスペシャルトークショーに当選し、赴いたのでした。 このスペシャルトークショーから2か月半ほど経った4月14日、今度はNHK大津放送局さま主催の、大河ドラマ『光る君へ』パブリックビューイング&トークショーに当選し、馳せ参じたのです。 今回は、お昼に放送される『光る君へ』第15話を大津市生涯学習センターのホールで、大画面で拝見した後、第15話のキーパーソンでいらっ

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅④―宇治 大河ドラマ館へ行ってきました

えりたです。 2024年3月11日に、宇治の大河ドラマ館が開館しました。これで3つのドラマ館が全部オープンしたことになります。というわけで。思い立ったが百万年!との勢いに突き動かされ、宇治の大河ドラマ館へさっそく行ってまいりました。 ちなみに、大津の大河ドラマ館、越前の大河ドラマ館へ伺ったときのお話はコチラです。 ・ ・ ・ 宇治の大河ドラマ館は、JR宇治駅が最寄り駅です。 でも、ワタクシ、せっかく宇治に行くなら、あちこち歩き回りたいと思い、平等院やら宇治神社やらス

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅③―越前 大河ドラマ館へ行ってきました

2024年2月23日、越前市にある「しきぶきぶんミュージアム」に大河ドラマ『光る君へ』の大河ドラマ館が開館しました。すると、なんと開館11日めで来館者が10,000人突破‼ これは早いうちに行かねばと思い立ち、先日仕事の隙間を縫って、行ってまいりました。 今日はそのときのお話です。 ちなみに。びわ湖大津の大河ドラマ館へ行ったときのお話はこちらの記事にまとめてあります。 ■名古屋からは電車で約2時間ほど越前 大河ドラマ館は、その名の通り、福井県越前市にあります。最寄り駅は