言語聴覚士が生まれる日に
みなさん、初めまして。えりさと言います。
アラサーからアラフォーへ階段を昇っているワーママです。
自己紹介から始めようと思っていたこのnote
でも、今日は書きたいことがあったので、自己紹介は追々していこうと思います。
さて、初記事で選んだテーマは「私が言語聴覚士を目指した理由」です。
何故に今日?と疑問に思いますよね。
実は、今日、2024年2月17日は第26回言語聴覚士国家試験日でした。
後輩になるかもしれない人達の姿を見て、試験当日のことを思い出し、初心を振り返ってみようかなと言う気まぐれを起こしたのでした。
そもそも言語聴覚士ってなに?
言語聴覚士っていう資格・仕事を聞いたことある人、いますか~~?
なかなかいないと思うので、ちょっと説明しておきます。
ん?なんだか、難しくてよく分からないですよね。
私が思うに
ことばと聞こえ、食べることにちょいちょい詳しい専門家 で
子どもからお年寄りまで幅広く関わり、その人がその人らしく生きていくことを支えていく仕事
だと思っています。
この辺の解釈は、言語聴覚士ごとに分かれそうな気がするので、あくまで私の見解です。
見えないものを大事にしたかった
なかなかマニアックなこの仕事を選んだ理由は主に3つあります。
この理由もなかなかマニアックなのかな。
①上手くみんなの輪に混ざれないコンプレックス
多分、私は人よりも感受性が豊かなようで、色んな情報を受け取りやすく、色んなことが気になる性質をもっています。
だからなのか、友達、特に大勢の友達と同時に話していると、テンポがズレにズレて会話についていけないことがしばしば・・・
あっ!!!という間に、私はかやの外。
そんな経験を何度もして、大勢と話すことは今も怖いです。
みんなはなんで、あんなにポンポンことばが出てくるんだろう?
頭の構造が違うのか?
そこから出発して、同じように会話に混ざれない孤独感を抱えている人を助けたいと思いました。
②ことばで切り取る世界はみんな違う、それが知りたい
世界には色んなことば、言語があります。
言語によってある特定のことがやけに詳しかったり、逆に少なかったりします。
例えば、日本語は雨をあらわすことばが多いし、イヌイット(カナダ北部などに住んでいる先住民族)は雪をあらわすことばが多いそうです。
その地域の風土や文化に合わせて変わることば。
目に見えて分かることと結びついているはずなのですが、そのことばで思い出されるイメージは一人一人違います。
(絵だったり、文字だったり、思い出だったり)
でも、みんな共通して同じ意味を共有できる。
これはとっても不思議なことだと思うんですよ。
みんな辞書のように同じことが頭の中に入っている訳ではないのに、ことばを介して分かち合うことができる。
だから、あなたが切り取っている世界を教えてほしいな、私とどう違うのかな
と知りたがりの私は思ったのでした。
③人の尊厳を尊重したい
もしかしたら、これが一番の理由なのかもしれないです。
話すこと=ことばを操ることは、動物と人間を分ける大事な部分だと考えています。
だから、ことばが不自由な方はなんとなく、可哀想に思われる。
避けられがちになる。
その流れはいやだなって思うんです。
ことばを上手く話せないからといってあなたの魅力はなにも変わらない。
誰かに侮られる理由にはならないと思っています。
また、食べることは生きること。
最後まで好きな物を好きなだけ食べられるようにサポートすることや
食べられないならどう楽しんでもらうかを追求することが
食いしん坊の私は好きなんです。
それぞれの頭の中にしかないようなその人の大事なことを
私も大切にして、一緒に抱えて生きていきたかったから
この仕事を選びました。
理想の言語聴覚士とは
私が目指す理想の言語聴覚士は試験に合格したあの日から変わりません。
関わった人の大事なものを一緒に抱えて寄り添って生きていく
これにつきます。
あくまでこれは私の理想であり、誰かに押しつけるつもりはありません。
でも、素敵だなって思ってくれたら嬉しいです。
いつか私が迷子になってしまったときにこのnoteを読んで
自分が奮い立つ役に立てばいいなと思っておしまいにします。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
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