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マタニティ日記(19w) 自宅安静の日々

みはいるの妊娠記録です。
予定日は10/7。1年の不妊治療の末、体外受精で今お腹の中にいる子とご縁がありました。
フルタイムのリモート勤務でしたが、14週に発覚した絨毛膜下血腫(現在4cm)により休職中です。

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19w0d 勉強は動かずにできるエンタメ

「とにかく安静に」とのことでリビングの座椅子で動かない日々を送っています。
朝7時ごろに起きてカーテンをあけ、毎日白パンと豆乳とヨーグルトという真っ白な朝ごはんを食べてから、座椅子に座ってひたすらじっとしています。
当帰芍薬散とデュファストンも処方されているのでそれも忘れず。
どうにもこうにも暇ですが、こんな中でも読書と勉強は動かなくてもできる最適なエンタメだなと気づきました。
最近は素粒子物理学に興味を持ったので、高校生でもわかるよ!と銘打たれたこちらの本を読んでいました。

講義形式でわかりやすい!
理系だった高校時代も物理はめっぽう苦手でしたが、子供の頃に宇宙の成り立ちについての書籍をよく読んでいたせいか、なぜか素粒子にだけは興味がありました。
古典物理さえ危ういままだった上に公式も対して覚えていないので、雰囲気で理解しているところが大きいですが、それでも面白かったです。
自分の仕事と全く関係のないことって勉強するの楽しいですね。
満足に起き上がれない、動くこともままならない、そんな中で体力や莫大なお金がなくてもできる勉強っていうのは適度な達成感を与えてくれるいい趣味だなーと思いました。

ちなみに素粒子物理学に興味を持ったのは、ネトフリでも話題の『三体』を読んだからです。まだ全部読んでません。
難しいけれど読み応え十分な三体、まだまだ続きがあるのでしばらくは楽しめそうです。難しいけど。


19w1d このままだと有給が足りなくなりそう

休みに入って4週目。途中GWがあったとはいえ、順調に貯めた有給休暇を使いつつあります。
私の会社では以下のような有給があります。
・福祉休暇 15日(介護や怪我等に使用して良い休暇)
・有給休暇 40日(通常の有給休暇)

この絨毛膜下血腫による4週間の休みで、福祉休暇は使い果たす予定。
しかし先週の通院ではもう4週休む必要が出てきそうで、その期間で有給も20日ほど消費してしまいそう。
それだけならいいのですが、里帰り出産を予定しているので通常より1ヶ月ほど早く産休に入りたいとの希望を事前に伝えていました。

これだけ休んでおいてこんなわがままは許されるのだろうか…
と、いうかこんな中途半端なタイミングで戻った私に仕事なんてあるのかしら…?
不安は尽きませんが、こんな状態の私も抱えておいてくれる企業には感謝したいなぁと思います。
総務に聞いてみると、弊社は管理職以上は有給を使い切ってもさらに60日は給与が出続けるとのことで、頑張ってきて良かったなとこんなタイミングで思いました。
それにしても日本の企業ってこういうところは本当に手厚いですね。
その分は別でかなり差っ引かれているのだとは思うのですが、アメリカでは育休のために12週の休業までは雇用を保証するが経済的補填はない、と聞いて驚きました。
社会としてどのように少子化を解決していけばいいのか、各国それぞれに課題感があるのかなぁと想像します。

以前読んだこちらの本はなかなか興味深かったです。
「子育ては母一人で抱えるものではなく社会として支えるもの」という考えがあるのがいいなぁと思いました。
他国と比べると、日本の意外な手厚さにも気づきます。


19w2d 安産祈願のお守り

動けず戌の日のお参りにもいけない私のために、義母が出雲大社で買った安産祈願のお守りを送ってくださいました。
出雲大社は縁結びの聖地。
「赤ちゃんとのご縁がありますように」
という意味を込めてお参りに行ってくださったのだそうで、私の今のリスクも踏まえながら出産に向けて優しく背中を押してくださるお心遣いに、お守りをキュッと抱きしめました。
本当に、無事に赤ちゃんとのご縁があるといいなぁ。

最近母の日があったので、義母にはカーネーションのプリザーブドフラワーとお菓子の詰め合わせを贈りました。
私は以前まで、プレゼントは実用的なものを送るのが正義だと思っていました。
お花は綺麗だけど枯れちゃうし、煩わしいと感じる人もいるだろうし、確実に使うものの方がいいのかなぁ、と。
ただいつからか考え方が変わり、今では「贈り物を贈る」=「その日を素敵なイベントにする」と考えて記憶に残るようなお花とお手紙を贈るようになりました。
恐らく自分に欲しいものがだんだん減ってきて、ものより思い出が欲しい年になってきたからなのかなと思います。
欲しいものがなくなってくるなんて、悲しいけれど歳をとったなぁ…

昔はプレゼントって「なんとか相手が使うものをあげなきゃ!」と思っていたのですが、本当に欲しいものは本人にしかわからないし、それよりも相手が自分のために選ぶ時間を使ってくれたことが嬉しかったなぁと今になって思います。
他の方はどんな考え方なんだろう。
人によって意見がありそうなので、周りにも聞いてみたいなぁと思います。


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