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日本語ネイティブの私の気づき

ご存知かと思うが、私は日本語のネイティブスピーカーである。

こうして文章を書き、そして話してきた。特に不自由なく使っている。でもそれって、実はものすごくすごいことなんじゃ…!という気づきの話。

先日、日本語勉強中の子とのやりとりで、「勉強をはじめたばかりで漢字はほとんどわからない。おすすめのサイトとかある?」と聞かれた。すでにある程度わかっている人に軽く教えたことはあるが、ビギナーの子には教えたことがないので、検索してみた。

How to learn Kanjiとか、Japanese begginerとかで検索すると出てくる出てくる。そして、ギョッとした。ひらがな、カタカナ、漢字(常用漢字だけで2000字以上)を覚えるって途方も無い作業では…?

アルファベットやハングルは、覚えたらその組み合わせで単語ができる。まずはそれだけ覚えて、そこから単語を覚える段階。日本語は「まずは覚える」の段階が長い。漢字は組み合わせでやっと意味を成すものもあるし、訓読みに音読みにイレギュラーも多い。

そもそも日本語ってどうやって学んだんだっけ、と思い出してみる。漢字は長いこと勉強したような気がする。一体人生で何回漢字テストを受けてきたんだろう。とにかく読んで、書いて、触れてそうして少しずつ覚えてきた。

それをまた一から覚え直すと思うと、途方に暮れてしまう。時間がかかる。もし私が何も知らないところから日本語を勉強しようと思ったら、挫折してしまいそうだ。今日本語を勉強しようとしている人、もしくは第二言語として理解している人たちをとても尊敬する。

もちろん日本語に比べて他の言語は簡単、という話ではない。どの言語も難しさがある。言葉って面白いな、とますます興味が湧いた。