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平安と江戸を行ったり来たりしている

大河ドラマと大奥を同時に見ていて、ときどき混乱することがある。あれ?この人はどちらの人だっけ?誰の息子?家系図で言うとどのあたりの人だったっけ?

平安時代と江戸時代。全然違う。なんなら何百年も違う。トップに君臨しているのも天皇と将軍で、舞台も江戸と京都だ。全然違う。

今はどちらかというと平安に興味がある。調子が悪くなったら祈祷をしたり、占いで大事なことを決めたり、貴族たちは噂話がいちばんの娯楽だったり、着ているものも良いし、その文化が興味深い。

ゴリゴリの文系だったので、受験の時は国語(現代文、古文)、英語、日本史を勉強した。その中でも日本史は嫌いじゃなかったな。 

日本史か世界史か選択することになったとき、迷うことなく日本史にしたのはなぜだったのだろう。世界のことは広すぎて勉強するのが大変だと思ったからだろうか。

いろいろな出来事を覚えるときに、年号なんかは語呂合わせももちろんやったけれど、ノートに似顔絵を描くのが好きだった。絵心が本当にないので、空想の人物を描くのは不可能でも、教科書から顔を似せてそれっぽく描くのは好きだった。地図は必ず手書きで書いていた。場所も形で覚えたり色を塗ってみたり、自分で書き込むと頭に入る。流れもわかりやすく可視化できる。

歴史は文字だけでは絶対に頭に入らない。自分で絵を描いたり地図を書いたり、相関図を書いてみたり、手を動かしてどうにかこうにか工夫して頭に入れる。それがコツだと思う。

細かい年号や出来事、人の名前、そういいったものはみんな忘れてしまったけれど、あの頃勉強したことは何年経っても忘れないものだな。塾の先生が言っていたことも印象に残っている。歴史では「あべ」さんがたくさん出てくるから、絶対に漢字を間違えるなということ。あんぶの安部さんなのか、あぶの阿部さんなのか。今でもあべさんに出会うたびに「あ、安倍晴明はあんばいのあべか…」などと思っている。

平安と江戸を行き来して、少しずつ思い出したり新しく学んだりしている。詰め込みではなくストーリーとして人物を深掘りしたり、ドラマと史実の違いを知るのも楽しい。学ぶって、楽しいな。

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