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いまでもフィルムはワクワクするから細く長く続けていこうと思う

自分の作品づくりで撮影するときは、基本的にはフィルムで撮っている。

が、しかし、ここ数年、とにかくフィルムの値段が高騰している。10年以上は1日の撮影で3〜5本くらい使っていたけれど、いまではそんな気軽に使えなくなってしまった。

私が作品制作で使っているKodakのPortra400はアマゾンでは12325円に。

さくらチェッカーで調べたら、3年前から倍の値段になっている…

そういえば、コロナで外出できず、久しぶりに撮影というときに、あまりの値段にびっくりしたんだ。

他のフィルムも値段が高騰してなかなか手が出しずらい。そして、Portra400以外で使っていたフィルムも軒並み廃盤になってしまうという悲しさ。

そしてそして、さらに追い討ちをかけるののが、フィルムがそもそも入荷しないという現状。今年に入って、電気屋さんでフィルムの在庫が少ないなと感じていて、「みんなたくさん買っていくのかな?」なんて気軽に考えていた。けれど、いつもお世話になっているカメラ屋さんで話を聞いたらとにかく入荷しないということだった。

なんてこった。

もう気軽にフィルムを楽しむというのは無理なんだろうなと思うと、とても悲しくなる。フィルムでパシャパシャ撮って、現像に出して、できあがりを待つ楽しさみたいな、趣味で楽しむのはハードルが高くなってしまうのかな。
そして、やっぱりフィルムで撮る意味はあって(これはnoteでよく書いているので割愛)、フィルムで撮って伝えたいことが私にはあるのだけれどな。

ということで、私はどうしようと考えています。
正直、いまの経済力では昔と同じ量のフィルムを買うのは難しいなと感じている。なので、撮り方が変わりそう。気軽にたくさん撮るよりは、きちんと撮るタイミングを見てしっかりシャッターをきる。一球入魂の世界になりそう。しかも、モデルさんにもその意図をきちんと伝えたうえで撮影しなくちゃいけなくなるだろうな。

と、いろいろ言ってはいても、今日もいつもお馴染みのカメラ屋さんでフィルムを買ってきた。日本で活動されているフォトグラファーさんが、フィルムを作ったらしく、店頭に置いてあったので手に取ってみた。

映画用のフィルムを使用したシネマフィルムらしい。どんな写りになるんだろう。どんな色が出るんだろう。とか考えていたら、やっぱりワクワクしちゃうんだよな。フィルムは。

なかなか難しい問題だけれど、細く長くで良いからフィルムを続けていこうと思う。


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