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とろ日記(6/27一段落)


 明日から雨模様らしい。
今日のうちに、デニムなど厚手のものを洗濯しておこう。掃除機もかけておこう。終わった〜。ふぅーと座る。

一段落。

 新卒で働いていた職場で、一段落という言葉を使ったことがあった。話し相手は何歳か年上の男性。業務内容かなんなのか忘れたが、とにかく「一段落しますね〜」と言った。相手の男性は「えっ?」って戸惑った顔をして、間違いを指摘しようか悩んでいたように見えた。数秒後、スルーしようと思ったのか「あぁ、ですね」と話を再開した。


わたしが(いちだんらく)と言ったから、この男性は「この人、間違えて使ってるよ」って思ったんだろうなぁというのが伝わってきた。
本当はいちだんらくで合ってるのに。ひとだんらくが普及しちゃっただけなのに。


わたしはあのとき、ひとだんらくと言うか、いちだんらくと言うか悩んだ記憶が確かにある。(どうでもいいことだけは覚えているなぁ)
いま一般的に使われているのはひとだんらくだろうけれど、いちだんらくが正しいからいちだんらくって言おう。相手は年上だし…と思った。だけど伝わらなくて、相手にはお馬鹿だと思われた。きぃー、納得がいかない。


わたしは人から間違っているとか、馬鹿だと言われることが心底いやみたいだ。他人の目を気にしている。



あと、言葉ってそういうものなんだろうとも思う。そういうものっていうのは、使い方・受け取り方が人によって違うから、物事や意味の正しさ、誤りの認識は同じではないということ。必ず分かり合えるものではないということだ。




 一段落、と思うとき、あのときのことを必ず思い出す。わたしは話し言葉として、一段落を使うことを敬遠している。




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