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ドイツ交通サブスク「49ユーロチケット」を使って旅してみた!

今月9日から27日までドイツ、オーストリア、チェコを旅しました。
同時期にヨーロッパを旅していた知人が何名かいて、ありがたいことに事前の情報収集がとってもスムーズでした。

その際に仕入れた情報の1つが、「49ユーロチケット」の存在。
いわゆる交通系のサブスクで、月額49ユーロでドイツ国内の電車、バス、トラムが乗り放題になります!
※一部条件あり。

ドイツは何日か滞在予定だったので、これを利用しない手はないなと思い活用することに。旅の仕方によってはメリット・デメリットもあると思うのでまとめてみました。


49ユーロチケットって?!

49ユーロチケット(正式名称、Deutschland-Ticket)は、月額49ユーロでドイツ国内の電車、バス、トラムが乗り放題になるチケットです。
チケットについては、以下のサイトが非常にわかりやすかったのでリンクを置いておきます。



こんな方におすすめしたい

どんな方におすすめしたいか、私の主観ですがまとめてみました!

  • ドイツへ留学、長期滞在される方

  • ドイツ国内で何ヶ所か巡る予定の方

  • あまりプランを決めずにマイペースにドイツ国内を旅をしたい方

  • 毎度切符を買うのがめんどくさい、現金を持ち歩きたくない方 

実は49ユーロチケットには条件があり、ICE(新幹線)、flix busなど一部の長距離列車、バスでの使用はできません。また、あくまでドイツ国内間での移動時に使用できるものなので、ドイツから隣国へ周遊される際の交通費は対象外となります。

ちなみに、ドイツには改札がありません。(車内でチケットを都度確認されます。)
ホームに券売機はありますが、チケット購入する手間などを考えると提示するだけの49ユーロチケットは非常に便利だと思います。

ただ、短期間や1〜2ヶ所程度の滞在であれば、地域毎のお得な周遊パスもあるのでそちらで検討された方が良いかと思います。
(滞在先のホテルで発行してもらえるゲストカードでバスが乗り放題になる場所もありました!)

またドイツの乗車券は日本と違って一律料金でなく、早ければ早いほどお得に購入できます。直前の購入になると交通費が高くなるので、値段や乗車時間を気にせず、自由気ままに旅をしたい私にとっては非常にありがたい存在でした!


購入時期に気をつけて

実は上記以外にも注意したいことがサブスクの購入時期。
サブスクなので一度購入すると翌月自動引き落としとなりますが、
購入後、すぐにサブスクを解約すること自体は可能です。
その際は購入した月までの使用が可能ということになります。

ただ解約する場合、解約したい月の前月10日までに手続きが必要なのです。
例えば10月中使用したい場合は、10月頭に購入したとしても10月10日までの解約手続きが必要だということ。
そのため10月中旬〜下旬のみの滞在で必要な場合は、10日までに購入して解約まで済ませておく必要があります。
10日を過ぎた場合の購入は翌月分までの料金を支払うことになりますので、滞在期間によっては購入を見送った方が良いかもしれません。


49ユーロチケット購入方法について

手続き自体は鉄道の窓口、またはオンラインでの購入が可能だそう、なのですが!
(発券機での購入はできません。)

多くの交通機関の場合、銀行口座(SEPA加盟国)からの自動振替となります。
つまりドイツに口座を持っていることが条件になります。
ただ以下の公共交通機関チケットのサービスプロバイダーなら、クレジットカードでも購入可能だそうです。

  1. Deutschland Ticket Appクレジットカード、PayPalでの支払いが可能ですがアプリ自体が日本からのダウンロードができません。

  2. Rheinbahn日本からダウンロードでき、クレジットカードの支払いが可能。日本で購入する場合は、こちらからの申し込みになると思います。

Rheinbahnアプリのダウンロード方法、申し込み手順は以下のサイトが非常に参考になったのでリンク載せておきます。

購入手続き後、解約手続きまで済ませておくのをお忘れなく!!

乗車方法・チケットの提示について

ドイツは改札がないので、駅に着いたら乗りたい時間に乗りたい電車へそのまま乗車します。
※席を確保したい場合は別途指定席の購入が必要ですが、基本特急電車の場合は購入不要だと感じました。(だいたい座れました)
※特急列車であれば、49ユーロチケットで乗車できるのは2等車のみ利用可能なのでお気をつけください。

あとは駅員さんがチケットを確認しに回ってきてくれますので、席に来たらチケット画面を提示するだけです。
場合によってはパスポートの提示を求められますので、すぐに出せるようにしておくのをおすすめします。私は滞在中一度だけ提示を求められました。

また、バスは乗車時に提示して乗っていました。最初はドイツから国外に移動する場合がわからなくて聞いたところ、ドイツ国内だけだよ!と言われたのでその場でお金を支払って乗車しました。
トラムは特にチケットの提示を求められることはありませんでしたが、(自由に乗って、自由に降りてました)無銭乗車だと結構な金額の罰金を払わないといけないそうなのでお気をつけください。

※チケット画面提示方法
Rheinbahnアプリ起動>下メニューのMy ticketタップ>Deutschland-Ticketクリック>QRコードが表示されるので提示


実際に使ってみて

私の場合は結果、使ってよかったです!
非常に便利でお得に利用できました。

今回ドイツ、オーストリア、チェコを周遊し、ドイツには1週間ほど滞在しましたが、5時間以上かかる長距離移動はICE(新幹線)を利用しました。また、ドイツから隣国へ周遊の場合は別途DBアプリでチケットを購入して乗車しています。
ドイツ国内だけだと以下で49ユーロチケットを使用しました。

・ドイツ国内で利用したバス全般
・ドイツ国内で利用したトラム全般
・各特急・ローカル電車全般
フランクフルト空港⇔フランクフルト中央駅間
ミュンヘン⇔フュッセン間
ミュンヘン→ローテンブルク→フランクフルト
フランクフルト市内

電車は先ほどお伝えした通り、早ければ早いほど安く購入できるので
あくまで私が購入したタイミングにはなりますが(基本直前笑)、上記を利用して49ユーロチケット+90〜100ユーロほどタダで乗車できたと思います。

また私自身がドイツ語がわからないのと、1人旅だったということもあり器用に調べれる自信がなく。
当日購入よりも事前にチケットがあるだけで非常にスムーズに行動できました。
値段や時間に縛られず、DB(ドイツ鉄道)のアプリで電車の時刻と電車の種類を調べ、乗車できるものに乗るというやり方ができたのでよかったです。

またドイツの主要都市ではバスやトラムがたくさん出ているので、雨の日やちょっとした移動にも気楽に使えました!
いつまで利用できるチケットかは分かりませんが、ドイツ旅行を検討されてる方はぜひ一度調べてみてください!

have a good trip🇩🇪

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