カケラあつめ
とても好きな写真があって、
この1枚にわたしが生きてきた時間は表現されている。
そっと差し出されたカラフル。
大きさ・形、全部バラバラ。
それでいて、少し似てもいるような。
いつからか漠然と、
生きることはカケラあつめだと感じるようになった。
たくさんのカケラを心の海にそっと仕舞う。
仕舞われたカケラたち、
はじめは鋭く尖っていても
時間をかけて、心の海で転がるうちに
まあるくまあるく美しくなる。
それを、たまに、
掌に並べてみては少し眺めて
誰かにそっと差し出したりする。
そうやって生きてる。
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