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トラック1周400m!その内、直線は何m!?

陸上競技場が1周400mは最早周知の事実。
しかし!直線部分と曲線部分で長さが違う!というお話し

少し追記しました!(2020/04/15)

【直線の長さ】

では問題です!
1周400mのトラック、直線は何mあるでしょうか!?

A 100m(半周:50m)
B 140m(半周:70m)
C 160m(半周:80m)
D 200m(半周:100m)
E 競技場により異なるけど日本国内においてはほぼC!



正解は・・・Eです!という冗談はさておき(゚Д゚;)

実は陸上競技場って、競技場によって直線部分の長さが異なります!
ここでポイント。

【トラックの直線の定義】

競技場構成図

上の図を見てください!
陸上競技場のトラックにおいて直線とはBC間とDA間のことを言います!

100mや110mからゴールまでも直線ではありますが、
今回は1周400mという点に着目しているのでこの様な表現になっています
ご容赦頂ければと思います。

【国内における陸上競技場の形状】

日本国内では単心円という形状のものがほとんどです。
たぶんですが、この形状以外は無いはず。

単心円

体感的に知っている方は数多くいらっしゃると思いますが

曲線部分(カーブ)の方が距離が長くなっています!

国内において平均的な競技場(一番多いタイプ)だと
直線が160m(半周80m)曲線が240m(半周120m)となっています。

200m走は40mも多くカーブを走ることになります!

後述で必要なので明記させてください。
この場合における円の半径は37.898mです!

【国際基準の競技場】

国際基準の競技場の多くは半径が36.5mに設定されています!
(日本の競技場の多くは37.898m)
なので直線の距離が84. 390mという距離になってしまいます。

実は、こうしなければいけないという規定はあまりなくて。
近年においては国際規格を取得するのに合わせたりする場合もありますが

実際のところどうなのかは、実はよく知りません!(ごめんなさい!)

【直線の長さの測り方】

さて、上記項目で実際のところよくわからん!と私は言いましたが
実際にある事例としてあげられるのが・・・

日本国内の競技場でも直線の長さが異なる競技場は存在する!ということをお伝えします。

直線が180m(半周90m)の競技場もあります。

少し余談ですが、知り合いのとある選手が
「あそこの競技場、直線長いんだよね~」と。
私が選手だった頃は「本当かよそれ…」って疑ってましたが、

事実になります!この場を借りて、疑った方に謝罪したい!!

・・・はい。

さて話を戻します(すみません!)

直線の距離の測り方を伝授します!
特に指導者の方や競技者の方へお伝えしたいです。
興味のある方は読んでいただければなと思います!

練習のバリエーションを増やす目的になればなぁと思います
(使い方は無限大!だと思います)

【実測してみよう!】

競技場構成図

まず100mスタート付近にあるD,D'地点へ!
内側だと危ないので外側にあるD'地点へ行きましょう!

計測方法としてはD’地点から100mのスタートラインの位置を
計測すれば一発でわかります!

例)直線160m(半周80m)の競技場ならD'~スタートラインの距離が20m


D' 地点って言われても・・・ってなりますよね
角石とはどういったものなのか。これです!

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どうですか?見たことありませんか!?
競技場の直線と曲線の境界にこいつは埋め込まれています
(あとカーブの頂点とかにも)

こいつのマイナス(-)の部分と、スタートラインの手前を計測してください!(スタートする側の線)

【最後に】

いかがでしたか?
これらを踏まえて4×100mリレーや200・400mの観戦するのも楽しいと思います!もちろん長距離のラストスパートもより魅力的になるはず!

私も400mを中学校3年生から専門にしていたのですが・・・
この事実もっと早く知りたかったです。ラスト100mくらいあるのかと思ってヒーヒー言ってました。もう少し精神的にラクに走れたのかなあって過ぎ去った過去に思いをはせたりしてます・・・笑

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