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『芝生の復讐』

本の内容自体より、本と自分との
出会いのストーリーに萌える。

本屋さんをぶらぶら歩き回って、
「その日の運命の一冊」を
見つける過程自体が楽しい。

その本を買うに至るまでの
理由を探すのが楽しい。

毎回「これだ!」と思った
本しか買わない。

買って読んでみて
つまんない本もあるけど、
楽しみの半分は、
書店で見つけて
レジに持ってくまでに
味わってるから、
損した気分にはならない。

この本もそんな感じだった。
結論から言うと、
読んでみて、意味分からんくて
まあまあ面白かった。
インタレスティングの面白い
じゃなくて、ファニーの方。

今後も引きつづき
リチャード・ブローティガンの
本を買って読んでいきたいか
と聞かれれば、
別に。
ぐらいな感じ。

でもやっぱり、
出会いにはちょっぴり興奮した。

本屋で見かけて、
作者紹介の部分を見たら
「ワシントン州生まれ
後にカリフォルニアに移る」
みたいな事が書かれてて

あ、最近仲良くなった男の子も
カリフォルニア出身じゃん!という
うっすーい
あっさーい
理由で買ったんだけど、

いざ彼にこの本を見せたら、
「ナイスチョイスだね」
「僕のブッククラブ仲間で、
リチャード・ブローティガンが
すんごい好きな子がいるんだよね」
「僕もブローティガンの本
持ってるよ。読んでみる?」
と話が広がった。

たったそれだけの話だけど
そんなちょっとした
楽しい時間が味わえただけで、
Happy.

本との出会いって、
毎回楽しくないですか?

私は、文章を書く時、だいたい自分の経験から書きます。したがって、いただいたサポートは、今後も様々な経験をしにいくことに使わせていただきます。