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企業が見落としがちな、働くママのニーズ

近年、企業にとって働くママは大人気クラスターの一つ。多くの企業が働くママのニーズを掴もうと「時短系商品・サービス」をリリースするものの、働くママの実態って、実はあまり理解されてないんじゃないかなーって思います。

先日、当社ウーマンズでリリースした分析レポート「365日超多忙の働くママ、一体いつ&どんな健康・美容行動してる?」では、働くママの中でも特に“超多忙”を極める、未就学児ワーママの健康美容行動について調査してみました。

他クラスターと比較して、時短ニーズが強いことは周知の事実ですが、私たちが疑問に思ったのは「そもそも、超多忙なワーママって、一体いつ、どんなタイミングで、具体的に何の健康美容行動を行っているのか?」という個々レベルの行動。

そこで合計93名のワーママに調査をしてみたわけですが、こんな声があがりました。

・疲れからメニエール病になった(30代前半,子ども2人,IT)

・病院へ行くと点滴を受けるほどひとい状態になることが頻繁にある(30代後半,子ども2人,消防官)

歯痛を薬でごまかしながら過ごしている(40代前半.子ども1人,接客)

体調が悪くても病院に行く時間を取れない(30代後半,子ども2人,事務)

自分が倒れるなどよほどのことがなければ病院に行こうと思えない(30代後半,子ども3人,保育士)

時短商品・サービスを使いこなしてもやっぱりワーママたちは自分自身の時間を捻出できなくて、自分の健康ケアができないどころか、深刻な健康問題を抱えているワーママたち。

多くの企業は時短をコンセプトにした商品・サービスばかりを、ワーママに提供しますが、時短商品・サービスだけでは、ワーママの各種問題、とりわけ健康問題は解決が難しそうです。

「時短一辺倒」でワーママ向け商品・サービスを発想するのではなく、もうちょっと視点を変えて、例えば「ワーママ向け“仕事中の利用(あるいは職場利用)”を想定した健康美容ケア商品・サービス」を提供する方が良いんじゃないかなーって思います。いわゆる「女性のための健康経営の事業領域」です。あるワーママはこんなことを言っていました。

「仕事時間は、唯一自分のペースで過ごせる時間(だから癒される)」

ワーママのニーズって、ちょっと前までは「時短」に集中してましたが、時短系商品・サービスが一気に増えて充実してきたこともあり、ワーママのニーズは今は別のところにあるように思います。その一つが例えば「仕事時間中に自分のコトをしたいニーズ」。自分のコトをしたいニーズって何か?っていえば、それは健康や美容行動だったり、スキルアップのための行動だったり―――。色々ありそうです。

良かったら、ぜひ以下レポートをご参照いただければと思います。職場利用を想定したヘルスケア商品・サービスはまだまだブルーオーシャンなので、商機はありそうです。&、アフターコロナでは一気に盛り上がりそうです。







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