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情報爆発&メディア産業斜陽時代に、あえて私たちが「情報事業」に重きを置く理由

自社が市場から求められるコトって、(当然だとは思うのですが)市場環境・動向の変化によって変わっていくなぁと思ってます。

当社ウーマンズは、数年前はリサーチ&コンサルティングに重きを置いていたのですが、様々なクライアント企業の現場に入って仕事をしたり、様々な場所で講演をさせて頂いたり、日々色んな企業様と情報交換をさせて頂く中で、じょじょに「情報分析・加工・提供」の方に事業の軸足がうつっていきました。その理由は、

「あれ?企業さんが持ってる課題って、ちょっとした情報で解決できちゃうことって、結構多くない?」

というファインディングスがあったのと、もう一つは、企業の皆さんからウーマンズに対して求められることがじょじょに「情報分析/分析した情報の ”分かりやすい アウトプット」になっていったからです。

そのあたりの経緯を当社ウーマンズのHPで掲載してるのでーーー。以下に引用します。

再生医療、遺伝子解析、オンライン診療、フェムテックなど、ヘルスケア市場では今ハイテク化が急速に進んでいます。世界全体の経済成長率の約2倍で成長し、今や500兆円という巨大産業です。しかし一方で女性個々に目を向けると、ヘルスケア商品・サービス・情報が適時適切に届かず、様々な健康問題を抱え悩み苦しんでいる人が大勢います。

乳がんによる両胸切除、SRHRに関する知識不足に起因した望まない妊娠・妊娠人工中絶、性感染症罹患による不妊、産後・更年期・老年期のうつ病、社会的ルッキズムを背景にした摂食障害、仕事のストレスによるPMS・PMDD悪化、介護と仕事の両立問題、健康問題を理由にした自殺、ロコモによる老齢期のQOL低下など、防げたはずの疾患で命を落としたり、生涯に渡り不調・持病・後遺症に苦しむ女性が後を絶ちません。

ヘルスケア商品・サービスが市場に溢れ、女性たちのヘルスケアの選択肢は以前よりも格段に増えたのになぜか?その理由の一つに、多様化・複雑化・高度化が急速に進む女性ヘルスケア市場を捉えることが非常に難しいVUCA時代に突入したことに起因しているように感じています。

資金や人材、知見など豊富なリソースがある大企業であってもこの課題を抱えており、実際にこれまで様々な企業から支援依頼を頂いてきました。そんな中で私たちは、企業のマーケティング担当者や企画・開発・研究部署の人たちが本来持つべき「女性ヘルスケアマーケティング」に関する知識が曖昧であること、そしてそもそも、ヘルスケア企業が参考にできる「女性ヘルスケアマーケティング」に関する情報が世の中に圧倒的に不足していることが、業界の根底にある大きな課題であると気がつきました。

ヘルスケア企業が抱えるさまざまな課題は、情報提供により解決できることが多いのではないか?

この気づきを経て私たちは、各社様の意思決定をサポートできる専門情報の収集・分析・発信に軸足を置くこととし、コンサルティングサービスにとどまらず、各社様が利用しやすい様々な形に専門情報を商品化・サービス化して参りました。おかげさまで、リサーチレポート、女性ヘルスケアマーケティングに特化したメディア、講演・セミナーなど、当社がご提供させて頂く専門情報は、いずれも好評価をいただいており、ヘルスケア系のナショナルブランドを中心に多くの産学官の方々にご利用頂いております。

私たちが収集・分析・発信する専門情報がマーケティングヒントとなり「これまで以上に自社商品・サービスを多くの女性に届けられるようになった」と各社様に実感して頂くこと、そしてその結果多くの女性にヘルスケア商品・サービス・情報が届く社会の実現を目指し、ウーマンズ一同、精進して参ります。

当然、情報のみで解決できないことってたくさんありますが、でも例えば「あそこの医者の腕は確かだよ!見放された多くの患者が、あの医師の診断・手術によって救われたから、あの医師のところへ行くといいよ」とか「この森をまっすぐ行って左曲がって、右曲がったところに、泉があるから、そこで水を飲めるよ」とか、たった一つの情報が命や人生を救うことって、たくさんありますよね。

「情報が大事」って、あまりにも当たり前すぎることを言ってますが(笑)、「”ちょっとした” 情報が、課題解決の大きなヒントになるんだよね」ということを身をもって断言できるのは、たくさんの女性ヘルスケア事業を行う企業様の現場を見てきたからこそ、と思ってます。

意外とよくあるのが「A社にとっては当たり前のことが、B社にとっては大きな課題解決のヒントにつながる貴重な情報になる」ってことです。多分、当社ウーマンズは事業性質上、様々な企業様から情報を頂く事が多く、だからそういうことを実感できるのかなぁと思います(もちろん守秘義務を締結している場合や、締結してなくても秘匿性が高いであろう情報の場合は、勝手にA社の情報をB社に流すことはありません)。

情報だったら何でもかんでも役立つわけでは当然なくて「①膨大に溢れる情報の中から、課題解決につながる&信頼できる情報を見つけ出す・見極める(アクセス力と取捨選択力)」「②得た情報を的確な視点で分析する(分析力)」「③分析した情報を誰もが理解しやすいよう、現場に落とし込みやすいよう加工する(アウトプット力)」、この3つの工程を踏んだ情報でないと当然、企業の現場では役立たないわけで。特に当社が一番大事にしてることは③です。①や②ができても、結局③ができなければ、それはただの自己満の情報であり、自己完結になってしまうからです。

(余談ですが…この③に関して「えっと…つまり、何?」てなりがちなのが、特にテック系企業の男性陣たちの話し方・伝え方。専門用語/カタカナ用語がバシバシ飛びだして、頭が良さそうで最先端な雰囲気はすっごく伝わってくるのですが…チンプンカンプンで言っている意味がほとんど理解できない。もちろん、同じ業界の中で共通ワードを使う方が手っ取り早いケースもあるのですが、その ”レベル感”って大事だよなーって思います。「専門用語をバシバシ使って、オレってできる人」風を吹かせることより、「多くの人がすぐに理解できて、且つ現場に落とし込みやすい伝え方」をする方が大事だって思います。その一番分かりやすい例が、新聞やニュース番組です。ちなみに…自画自賛で恐縮ですが(汗)、当社運営メディアのウーマンズラボ当社講演で、最も評価されてるのって「分かりやすい/現場にすぐ落とし込める」という点で、たぶんこの③を重視してなかったら、きっとこんなに多くの企業さんに、当社サービスをご利用頂けることってなかったんじゃないかなぁって思ってます)

情報爆発時代で、さらには情報事業者の代表格でもあるメディア業は斜陽産業と言われてますが、それでもやっぱり、多くの企業様の女性ヘルスケアマーケの現場に入ってきた経験からは「女性ヘルスケ市場に関する情報ってまだまだ不足してるから、情報事業をもっともっとコアに突き詰めていきたい」って思ってます。

とまぁ、ビジネス的な視点ではそんな感じなのですが、でも一番は、情報が社会を変えるチカラを信じてる、ていう部分が大きいです。

だから、当社はメルマガ配信も大事にしていて、かれこれ7~8年以上欠かさず行ってます。オワコンと揶揄されることもありますが、当社に限っては毎日のようにコンスタントに企業の皆様からメルマガご登録をいただけてて、さらには開封率も高く、情報ニーズもメルマガニーズもいまだ根強いなぁと思ってます。

あ。まだの方がいらっしゃったら、ぜひぜひですm(__)m

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