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各社が取り組む、女性ヘルスケア/フェムテックまとめ

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各社が取り組んでる、女性ヘルスケア/フェムテック事業で「素敵だな~」「他の企業さんにとっても参考になるかも!」という記事を集めています。当社ウーマンズの備忘録にも。
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#在宅医療

【識者の眼】「健康は“状態”ではなく“能力”? ポジティヴヘルスとの出会い」紅谷浩之

紅谷浩之 (医療法人社団オレンジ理事長) Web医事新報登録日: 2021-06-09 在宅医療で出会う方たちの中には、様々な病気や障害を抱えながらも、元気に過ごしている人がたくさんいる。家族や社会の中に役割を持ち、趣味を楽しみ、友人との時間を大切にしている。実に「健康」である。世界保健機関(WHO)は「健康」について、「単に疾患がないとか虚弱ではないことではなく、身体的、精神的、社会的にも完全に良好であること」と定義している。これに当てはめれば先の方たちは「健康」ではな

認知症/「忘れん坊だけどなにか?」って世界になればいいな

昨日、久しぶりに朗子さんの訪問に行った。 今日は、朗子さんとお散歩に行った時のことをちょっと書いてみようと思う。 朗子さんの病名は、アルツハイマー型認知症。 私たちは、受け持ち制ではないので、訪問がしばらく開いてしまうことがある。1年ぶりに会った朗子さんは、1年前とそれほど大きな変化はなかった。 4年前に訪問が始まった頃から私たちの顔も名前も覚えられない状態だった。 5分前のことを覚えていられない短期記憶障がいがあった。 “短期記憶障がい” 短期記憶障がいとは、認知症の

訪問診療、こんなところがたまらない♡

病院に定期通院できなくなった患者さんや 家で最期の時間を過ごしたい患者さんを 医師がご自宅に訪問して診察する、訪問診療。 これがわたしは大好きです。 なぜか? 家に行くと素のその人と お世話しているご家族の人柄や関係が見られるから。 衛生状態や薬が飲めているのかなどの 健康に直結する情報だけでなく ・その人の趣味 ・人生で成し遂げてきたこと ・壁に飾られた大事な思い出 なんかが、会話のきっかけになることもある。 庭の手入れの様子から 介護者のゆとりに氣付くこともある。