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各社が取り組む、女性ヘルスケア/フェムテックまとめ

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各社が取り組んでる、女性ヘルスケア/フェムテック事業で「素敵だな~」「他の企業さんにとっても参考になるかも!」という記事を集めています。当社ウーマンズの備忘録にも。
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2021年5月の記事一覧

自宅で死にたい

最近、患者さんが亡くなることが多いのですが、その続きです。 以前、外来でみていた患者さんが亡くなったという知らせがありました。 その患者さんは、 もう先は長くないから、病院には行きたくない、できるだけ自宅で過ごしたい。 再入院を予防するための食事指導も、血圧管理、体重管理も、もうしたくない。 好きなものを食べて、好きなことをして、できるだけ自宅で過ごしたい。 と言われ、ご家族もそれを支えたいと言われていました。 訪問診療をされている病院を希望され、そちらを紹介し

知らなかった!! ケアドレス座談会とまさかの展開!!

後から聞いて驚いたのですが、私の知らないところでケアドレス(寝たきりの方向けの介護用衣類)座談会のようなものが開催されていました。 以前にケアドレスを購入された方が、商品を紹介したいと開いてくれたようです。しかも、8人も集まってくれたようです。楽しくいろんな意見交換ができ、さらに主催者さんがお昼ご飯までふるまってくださったようです。知らなかったとはいえ申し訳ないような、ありがたすぎるような気持ちでいっぱいになりました。 集まった方々は70~90代のご高齢の女性です。寝たき

訪問診療、こんなところがたまらない♡

病院に定期通院できなくなった患者さんや 家で最期の時間を過ごしたい患者さんを 医師がご自宅に訪問して診察する、訪問診療。 これがわたしは大好きです。 なぜか? 家に行くと素のその人と お世話しているご家族の人柄や関係が見られるから。 衛生状態や薬が飲めているのかなどの 健康に直結する情報だけでなく ・その人の趣味 ・人生で成し遂げてきたこと ・壁に飾られた大事な思い出 なんかが、会話のきっかけになることもある。 庭の手入れの様子から 介護者のゆとりに氣付くこともある。

「ゆりかごから墓場まで」 女性の一生をサポートする助産師という仕事

「助産師ってどんな仕事なの?」と、よく聞かれます。私自身、純正助産師ではないので、それってわかる!謎だよねって思ったりします。 私も助産師になる前までは、赤ちゃんをとりあげるだけのお産婆さんだと思っていて、出会うことなんかなかったし、看護師との違いさえ分かりませんでした。 その程度の認知だったから、妊娠してはじめて近しくなる助産師なんて、一般の方(特に男性)は、知らないのが当たり前なのでしょうね。 では、謎だらけ?な助産師のお仕事を、サラリとご紹介しつつ、私の想いを語り

【アート×離島医療×教育】 〜女性が幸せな島は幸せな島〜

先日「対話型鑑賞」というアートを利用した教育方法に出会いました。 対話型鑑賞で学んだことを活かせる場所はないかな?って考えている時に、ある案件が転がり込んできました。 僕が産婦人科医として働いている奄美大島には「奄美看護福祉専門学校」という専門学校があります。奄美大島の子だけじゃなくて沖縄や隣の島からも将来看護師、介護師になりたいという子たちがここで資格をとり、自分の島に帰っていきます。 そこで、「母性」の授業をしてくれませんか。という依頼が来ました。 「ここだ!ここ