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ていの創作小説

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自分の創作小説をまとめています。
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#掌編小説

ある引きこもりの推理2 紫陽花と友情(短編小説)

 前作はこちら↓  よく晴れた六月の水曜日、私は、とあるアパートの一室を訪れた。銘楼荘(…

てい
4年前
4

ある引きこもりの推理(短編小説)

 私は、雪が解け始めてぬかるんでいる道路を走っていた。足元で泥の撥ねる音がする。恐らく、…

てい
4年前
3

ラベンダーの夏(短編小説)

 ラベンダーが揺れる。人が来る。また、ラベンダーが揺れる。人が来る。  ここは、雑貨屋だ…

てい
4年前
3

金魚草子(3)

 連作短編3篇中の3篇目です。前作、前々作をお読みでなくてもそれ程問題はありません。お読…

てい
4年前
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金魚草子(2)

 連作短編3篇中の2篇目です。前作をお読みでなくても問題はありません。お読みになっていると…

てい
4年前
5

金魚草子(1)(短編小説)

「ほら見て、お兄ちゃん。金魚が空を飛んでいるよ」  弟の津々良(つづら)が、麦藁帽子を押…

てい
4年前
2

星の揺籃(短編小説)

 透き通った硝子玉に、明と暗の二種類の奥行きを付加したような。  綺羅星を小宇宙のごとく詰め込んだような。  採掘される前の水晶が持つ内向きの光輝を包み込んだような。  そういう、美しい眼をした人だった。流れるように動き、光を捉えるたびに揺らぐ。黒々としたその瞳の中には自分が写っているだろうか。少年は、その女性の眼の動きを追った。  女性の身体も、少年と同じように防護服で覆われている。外界に開けているのは、眼と眉間の辺りだけである。足は動かす必要がなく、腕は防護服内でのみ動

名探偵はお嫌いですか?(短編小説)

「名探偵はお嫌いですか?」  町を歩いていると、突如としてそのような台詞と共に現れた男が…

てい
4年前
9

世界の終わりの海辺にて(短編小説)

 君が君であるために唯一の何かが欲しい?  それは実に不可解な要求だ、何故なら君はこの世…

てい
4年前
5

桜巡り(短編小説)

 桜が散っていた。  私の足元では桃色の花弁が、歩道を覆いつくしていた。こんなにたくさん…

てい
4年前
2