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180618 石本美帆さん書作展

書道家、石本美帆さんの個展へ。
数年ぶりに、石本さんご本人にお目にかかることができた。

SNSはとても便利なもので、会わないでいた時間を感じさせないようでいて、それでもやはり、作品と共にご本人にお目にかかれる時間にはかなわない。

石本さんの作品を拝見するのは、今回が初めてだ。
私は書道には全く詳しくないのだけれど、作家の石本さんがお知り合いということが幸いして、作品のひとつひとつに、石本さんが創作している姿を重ねながら見たように感じている。

上の右の作品は、中国のとある場所に置かれている石像に彫られている文字なのだそうだが、これを見に中国まで出かけたと伺った。
立ち入り禁止区域にあるため、文字まで確認することはできなかったそうだが、その背景に触れたいという思いで、そこまで脚を運ぶことがあるそうだ。

そして、
「字体は例えばロゴのようにいくつか持っていたりするのですか?」
「こんなに大きな作品をどこで書いているのですか?」など、
初歩的すぎる質問に丁寧にお答えくださったことも嬉しい。
シンプルだけれど、そういうことも聞いてみたかった。

また、それぞれの作品に英語のキャプションが添えられており、不思議なことにそれを読んで、意味がスッと入ってくるところがあった。
作品の意味や意図が伝わることは大切なことだ。

石本さんが書道を始めたのは、大学の卒業間近だったそうだ。
趣味を持とうと、優しい指導の方のところで書道を習い始めたのがきっかけで、さらに書道の学校に通う決断をしたという。

書道を初めて25年だと伺った。
そしてこれからも創作は続く。

私たちはちょうど同い年で、業務形態も個人事業主というところが共通点だ。
事務仕事や会計仕事も並行して行い、当然だが自分の家族や、自分の身に起きた出来事を受け止めながら仕事をしている。
クライアントとの交渉の大切さなどにも話がおよんだ。
仕事の内容こそ違うが、仕事を行う上で大切な事には同様の部分がたくさんある。
結論としては「独立して生きていくのはなかなか大変だけれど、なかなか面白い」ということだったように思う。

”大変”と”面白い”は常日頃からセットだと思っているから、やっぱり間違いないのだと思った。

石本さんが、私の撮影する空の写真が好きだ、とおっしゃってくださったので、個展からの帰りの空を。

個展会場の椿山荘から、少し遠い駅までの道すがら、たくさんの雨が降って、駅に着いたら急に雨があがった。
雲が薄い墨のように見えた。

書道家 石本美帆さん
https://www.miho-ismt.com/
※作品の掲載許可、ありがとうございます。

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