■掬えば手には

著者:瀬尾まいこ
〈あらすじ〉
大学生の梨木匠は平凡なことがずっと悩みだった。中学3年のときに、人の心を読めるという特殊な能力に気づいた。ところが、バイト先で出会った常盤さんは、匠に心を開いてくれない。常盤さんは辛い秘密を抱えていたのだった。
(Amazonより)

主人公の匠はすごく秀でたところもなくなんでも中間くらい。勉強も運動も。そして人のことがよくわかる能力。
それってすごいじゃん。と思ったのでした。
更に「人のことがよくわかる」なんて能力がなくても既に君はすごいし、そして変人で優しい。
バイト先の美味しいオムライス店の不器用な店長まで心を開いてくれて、ついには常磐さんだって。
常磐さんについてはまた、ほほう…?!って感じなんですが😆

そして、店長のつくるオムライスが美味しそうなんだよね🤭

宝を持っていることを自覚していないのは本人だけなんだな。
というのは普通に生活をしていてもあるあるで、
他人が持っているものは、輝いてみえる。

隣の芝生は青い。

誰かの持ち物を羨ましがらなくとも、既に自分も羨ましいと思われるような何かを持っているものと自覚したいところです。
好きなこと、労力をかけずにやってしまえること。きっとそれがその人の宝なんですね。

掬えば手には
https://amzn.asia/d/68aX4tV






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