モンマルトルの丘で
今回パリに行こうと思った理由のひとつに
モンマルトルがあった。
娘が5歳の時に買った
子供向けの美術雑誌に
モンマルトル美術館が載っていて
ここに行きたいと
ずいぶん前から言っていたのだ。
だからこのイラストの通り
ケーブルカーに乗ってサクレクール寺院を見てから
美術館に行くことにした。
趣のあるアベス駅
昔、母と行った天使のお店があった!
モンマルトル界隈には
素敵な小さなブティックもたくさんある。
ケーブルカー横の階段では
ジョギングや犬の散歩をする
パリジャンたちが見えた。
サクレクール寺院、コロナのせいか
朝早かったからか人が少ない。
サクレクールから
パリを眺める!
Rue Cortot コルトー通りにある
モンマルトル美術館は
ユトリロのお母さん、画家で絵画モデルの
スザンヌ・ヴァラドンをはじめ
ユトリロ、ルノアール、デュフィなど
著名な画家がたくさん暮らした家だった。
そして何と隣には
作曲家エリック・サティの暮らした家が!
ここは今普通に人が住んでいるアパルトマンなので
よく見なければ気づかないような
小さなプレートがさりげなくかかっている。
キャバレー黒猫のポスターや
(黒猫好きの娘は歓喜!)
ユトリロとスザンヌの
古き良きモンマルトルの絵に加え
Le Paris de Duffy デュフィのパリという
常設外展示もやっている。(2022年1月2日まで)
https://museedemontmartre.fr/exposition/exposition-dufy-au-musee-de-montmartre/
デュフィというと
色が綺麗な絵、たしか音楽も好きで‥
なんてイメージしかなかったのが
この電気の妖精という大きな絵に
思わず息を止めるくらい感動した。
黒猫キャバレーを再現した部屋や
スザンヌのアトリエ、
ルノアールの庭など
見所のたくさんある、
モンマルトル美術館は
小さな宝石箱のような場所だ。
帰ってきた今も
デュフィの画集をめくっては
うっとりとため息をついている。
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