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夢の中で Dans son rêve

私の日常は、

フランス語と日本語が半々だ。

仕事はフランス語だけど、娘とはずっと日本語、

でも夫が混じると、どうしてもフランス語になる。

それで娘と、夢って何語で見る?という話をしていたら

よこから夫が

君の寝言はたいてい日本語だよと言った。

そうなんだ‥

って、そんなに寝言を言ってるのか。。。

夢による、というのが8歳の娘のクールな答えだ。

どこの夢かにもよるし

ママがいたら夢の中でも日本語だし、

という尤もらしい説明。

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でもね、尤もらしいことだけではないのが夢の中。

親に似て、娘は朝が弱い。

毎朝起こしにいくと、

まだ夢の中なんで、とか

もうすぐ終わります、とか目を瞑ったまま

ゴニャゴニャ言っている。

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そして、ゆっくり目を開けて

見たばかりのホヤホヤの夢の話を

してくれることがある。

この間見た夢の中では

ママはずっと寝てた、

何があっても寝てて、

ラー、プシュー、ラー、プシューって

すごい寝息たてて。

と、言うので

ラー、プシュー⁈ それ、すごいフランス語っぽいね、

日本だったらグーグー寝てるとか言うんじゃない

と答えると、

グーグーってお腹空いた時の音でしょ?と

笑った。

それにしても夢の中で寝てる母って、

全然頼もしくない、まるで役に立っていないな。。

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愛読している雑誌の付録についてきた

Journal de nuit、  ナイトジャーナル、夜日記。

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サイズはA4で可愛い。

中には夢の絵を描こう、

夜に浮かんだアイディアを書き留めようなど

楽しいページがある。

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もったいなくて白紙のままだけど

いつか書いてみたい。

旅先だったら尚いい。

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さて我が娘の名前は夢という。

フランス語ではレーヴRêve、

 娘のクラスメートたちは

だからユメという日本語を知っている。

マドモワゼル・レーヴというのは

私の好きな呼び名だ。

名前のせいか、小さい時から

夜、月、星、などという言葉に敏感で

自分には好きな夢を見る力があるとか

みんなに夢を配っているとか言っていた。

好きな色はもちろん紺。

その、夢を配る話を

いつか絵本にしたいと思っている。





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