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Claire-Marie Le Guay !!

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昨夜

フランスを代表するピアニスト

クレール=マリ・ル・ ゲ女史の

リサイタルを聴いた。興奮が冷めやらない。


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夫が今年からプログラミングを勤めることになった

Les soirs de piano ピアノの夜 フェスティバルで

運良くこの大スターをご招待できることになった。

巨匠バレンボイムやクレーメルとの共演も話題を呼び

フランス文化省主催の

ヴィクトワールドゥラミュジークの受賞者でもある。

ご縁があって何度か演奏に来てくださった

Spiritango やTrio Zadig と同事務所に在籍、

そこからご紹介頂いたのだった。

なんだか頑張ってるなあと思っていた

夫の仕事ぶりが

こうして繋がって広がっていくのを見るのは嬉しい。 

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新しく発売されたCD

「ロシアへの旅」

プログラムは

今なお続く戦争という悲劇が起こる

ずいぶん前から

決められていたものです。

このコンサートを

苦しむウクライナの人々、

そして罪のないロシアの偉大な文化に

捧げます

という挨拶で幕が開けられた。

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第一部と第二部の最初に

バッハの平均律を挟み

チャイコフスキー、ラフマニノフ

リムスキーコルサコフ、スクリャービン

というロシアンプログラムが繰り広げられた。

音!

と言って娘が横で息を呑む。

本当に言葉にならないような綺麗な音、

そして音色の幅がものすごく広い。深い。

私は 

ラフマニノフのデイジー(ひなぎく)という短い曲が

とくに好きだった。

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演奏の実力はもちろん

写真のとおりの美女、雰囲気も知的な

大スターなのに

ちっとも飾らずものすごくサンパ(感じが良い)で

びっくりした。

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お花を渡すという役を頂いて喜んでいた娘に

ピアノ頑張ってるってパパから聞いたわよ〜

打ち上げに来れるなら、

何か聴かせて?

と、微笑んで下さった。

凍りついて固まった娘に

あ、嫌じゃなかったらね、もう遅いし、

明日学校だもんね

とすかさず気配りして

うちの子はね、

話し続けた。

なんと3人のお子さんのママなんだそうだ。

ますますびっくり‥。

会場から打ち上げ場所に向かいながら

ママ、どうしよう!と

パニくる娘に、

どっちでもいいよ

自分で決めたら、と言うと

しばらくして顔をあげ

弾く!と言った。

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そして

打ち上げ先、主催者のマダムのお宅で

ブルグミュラーの泉を

弾いた。

いつもよりゆっくり、いつもより丁寧に。

クレール・マリさんの演奏に明らかに刺激を受けてる!

滅多にないチャンスを目の前に勇気を出して

ピアノに向かった小さな我が子に

わおー、やるじゃん!と思った。

優しくお褒めの言葉までいただき

雲の中にいるような気分で

夜中に家路に着く。

コンサートすごかったね、

じいっと見てたね、

というと

あの宝石みたいな音の秘密を知りたかったの

手の中にあると思って、ずっと見てたんだけど

秘密を隠してるみたいだった

と、考え込んでいた。

手の中の秘密か、たしかに!!

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素晴らし過ぎるクレール・マリさんの

演奏、インタビューはこちらから↓

https://www.lexpress.fr/culture/musique/claire-marie-le-guay-le-piano-en-partage_2031169.html




 





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