英理子

始めまして。英理子です。お話を作ることが好きで絵本やマンガや小説を書いています。ファン…

英理子

始めまして。英理子です。お話を作ることが好きで絵本やマンガや小説を書いています。ファンタジー小説が得意です。ひとにはよく変わっているねといわれます。私もコロッケ等の揚げ物が好きなので、そんな日常を切りとってみました。 応援よろしくお願いします。 ありがとうございます。

マガジン

  • 大鷹の王子様と賢者華恵

    最初は元気のなかった少女華恵がたくさんの出会い、試練を潜り抜け 友情をはぐくみ頼もしく成長していく物語です。ファンタジー小説で 皆様楽しんで読めると思います。どうぞよろしくお願いします。 ご挨拶に代えて。

最近の記事

大鷹の王子様と賢者ハナエ~桜の章~

 大海原を南に少し下った頃、ウイ ンは華恵に 「どっちに向かうのだ?」と、聞きました。すると華恵は 「そうだな。お星さまの方角だよ。みんな、それでいいよね」と言うとみんなは 「オーケー!船長」と、答えました。男性でも髪を長く結っていたりするまちでね。そのさきのマーガレットタウンというところまで船を運んでおくからそこまでなんらかの方法で来て欲しい。多分オリオン街からは歩いて2~3日というところのはずだ」と、ウインは笑いながら言いました。 「オーケー!ウイン。ありがとう」 そして

    • 大鷹の王子様と賢者華恵~康の章~

        松が合流して始めての夜です。海に映る夕焼けが美しく、一番星が輝いています。船は今夜ここに停泊する事になりました。とても良いムードです。みんな和やかで明るい笑顔をしています。秋には秋な良さをかんじます。    ミッツィは夕御飯の支度をしにキッチンに向かいました。みんな無言たでそれぞれのことをしています。とりわけ松は今日という日のことを長く日記に付けていました。そして、40分後、この船でミッツィの作った始めての夕御飯を四人と頭で食べる準備が整いました。   メニューは柚子

      • 大鷹の王子様と賢者華恵~第3章 松の章~

          夜になると空には天の川が出ていました。ウインが夜の海は危険だと、いうので船はゆっくりと進みました。みんなが眠りについている頃ウインだけが元気に船を先導しました。   そして、夜が明ける頃波しぶきを浴びて船は小さな島につきました。そんなに大きくはないけれど豊かな農村地帯のようでした。 「ウイン、少し待っていてくれ」と、お願いして華恵とミッツィと福の3人は小島に上陸しました。そこは、1つの農村になっていました。そこでは畑しごとをしている人が朝、早くから数人いて、蕎麦や人参や玉

        • 大タカの王子様と賢者華恵~ミッツィ・ウインの章~

          「良い天気だな」と髪をかきあげながら華恵はわらいます。しかし、福は不満そう。 「もう、華恵。僕お腹が減ったよ。なにか食べに行こう❗️」と、ぼやいています。 「あー!そういえばそうか。緊張して気が付かなかった」 「あの小島に行こう。あそこには料亭クラシックと言うレストランがあるのだ。ホンニの世界の料理が揃う一応三ツ星レストランさ!」 「良し、そこに行こう!」髪を切り、服を着替えた華恵はまるで全くの別人のように元気でハツラツとしていました。   お店のドアを開けようとすると、いき

        大鷹の王子様と賢者ハナエ~桜の章~

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        • 大鷹の王子様と賢者華恵
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        記事

          大鷹の王子様と賢者華恵~華恵の章~

          海辺の 砂浜に  赤い 自転車が 一台  止まっています。波の  音しかと、  しない  海には 船が  一艘  黒く  浮いています。今年も   海が暮れてゆきます。   沈みゆく  夕陽の反対に  一番星が 輝く海は  とても 美しい  ものでした。   一人の  少女が その  海辺で  歌を  歌っています。そう、華の歌を  歌って、いるようです。なぜか  黒い上着に 桃色の  寝巻きを  着ています。16歳くらいの女の子です。彼女のその歌は  美しく  響き  波の

          大鷹の王子様と賢者華恵~華恵の章~

          大鷹の王子さまと賢者華恵(プロローグ)

            ずっと昔  ホンニの 天は  明るくて  民は   心が 穏やかな  毎日を  過ごして  いました。   心が  楽しいと  言うことですね。  真に  欲張りもせず  求めすぎもせず…。 ところが   民は 日々の  生活が  事足りて  くると、明るさの  奪い合いが  始まりました。  すると  天は  ゆっくりと  暗くなり始めて  しまいました。  そして、霊が  集まって きて  しまいました。民は その暗さの せいで また 自分を 正しく 信じることが で

          大鷹の王子さまと賢者華恵(プロローグ)

          あちゃ先生の紅華純愛占い相談所

          「ひな子ー。ほら、雨が降りだしたから、洗濯物取り込まなきゃ!」 「はーい!スミマセン。こっちは冷やしラーメンのめんつゆを作っていました。という先生は呑気一人麻雀ですか?」 「なに、いってるのよ!先代、猛子先生の方があたしよりずっと厳しかったわよ。まあじきに雨も上がりそうだから、明日は落ち葉拾いよろしくね」   「ハイハイ!ところで先生は冷やしラーメン何を入れます?キンカハムもきゅうりもトマトもおろしもちくわ天も、もちろん茹でタマゴもできますが…」 「アタシは、冷やしラーメン

          あちゃ先生の紅華純愛占い相談所

          あちゃ先生の紅華恋愛占い相談所1

          「日菜子ー!!早く早く~!」 さて、秋もたけなわ、一日千秋な訳で…。わたしとアチャ先生は今日、東京の某大学の学園祭に来ています。  なぜなら、アチャ先生は占いだけに秀でているわけではなく茶道の 世界でも有名な方ですから 様々な学校からオファーがきてしまうのです。   今日は  黒いポロシャツにグレーのパンツと茶色い革靴といったシックなファッション、でも似合います。良い感じ。私もそれに合わせてクリーム色のうわぎに黒のTシャツ、花柄のスカートと黒いパンプスで来ました。   茶道と

          あちゃ先生の紅華恋愛占い相談所1

          みかん色の夜空に

          (この物語はフィクションです。)  その道に面した家にはみかんの木がある。今日みかんが一つなっているのを見つけた。なんだかうれしい。夜空はみかんのようなきれいなオレンジの色をしていた。その道を右に曲がるとハナ子ちゃんのうちがある。僕はハナ子ちゃんの家はたくさんの花の鉢植えがありきれいな日本庭園のようだと思った。かごの中にも赤い花が咲いている。  ハナ子ちゃんはとても眠そうに起きてきておどろいていた。 「どうしたの。こんなに早く。しかもお天気なのに黒い長靴を履いて・・・」 「僕

          みかん色の夜空に