(この物語はフィクションです。) その道に面した家にはみかんの木がある。今日みかんが一つなっているのを見つけた。なんだかうれしい。夜空はみかんの色をしていた。その道を右に曲がるとハナ子ちゃんのうちがある。僕はハナ子ちゃんの家はたくさんの花の鉢植えがありきれいな庭園のようだと思った。かごの中にも赤いポピーの花が咲いている。 ハナ子ちゃんはとても眠そうに起きてきておどろいていた。 「どうしたの。こんなに早く。しかも雨も降っていないのに黒い長靴を履いて・・・」 「僕は夢の道先案