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☆7月3日新月の日に座禅デビュー☆

あるご縁から
「座禅してみませんか?」
と誘っていただき、
トントント〜ンとデビューしちゃった。

正確に言うと、
まったくの初めてではなく、
中学か高校のときに授業の一環か何かで
全員一斉に座禅体験をしたことがある。

今回、数十年ぶりに体験してみて、
その時間があまりにも心地よかったので、
こちらでシェアしてみようかと。

佐渡でこういった体験ができるお寺があることも
知らなかったので、
興味のある方に届いたら嬉しいな^^

1.スペシャルな日

日程調整(デビューする日)を相談した際、
手帳を開いて目に止まったのが
7月3日新月の日。

毎月の新月満月は手帳に印をしてあって、
無理のない、縛られすぎない程度に
月のリズムを日々の生活の中に生かせるよう
スタンバイしてる。

なので、”何かを始めるのにいい日“とされる
新月の日に体験できたらいいなぁとお願いしたところ、
すんなりokをもらって、
わたしの座禅デビューの日が決まったのである。

しかも後から知ったことだけど、
この日は年に1,2回しかない皆既日食と重なる
スペシャル新月の日だった!

2.朝が苦手だけど朝が好き

普段は起きたいときに起きている。

結果、朝が苦手なわたしは朝はゆっくりに。

この時期は起きたときには、
太陽さんも人も世界がとっくに
1日の活動を始めているようなタイミングでむっくり。

早起きしたいなとの想いはあるけれど、
”どうしても”の予定がないと
「もうちょっと寝てたい」の魔力に勝てない。

けれど、この日は“どうしても”の座禅が入り、
わたしに起きる目的ができた!

5時半からの座禅に合わせ、
そこから逆算して目覚ましを4時半にセット。

けっきょく、目覚ましを止めてもぞもぞしてたら、
4時50分になってて飛び起きた。笑

まだ薄明るい外の世界に、
いつもとの違いを感じ、
そんな非日常の朝をゆっくり味わいたい気分に…
なるけど、そんなことしてる場合じゃない。

顔洗って、着替えて、そそくさと家を出る。

外に出ると、空気がひんやりしていて、
朝露でしっとりとした世界
山の方からお日さまがもう上がってきてる。

なんと気持ちいい空気だこと!

この瞬間のためだけでも、
今日早起きした価値が十分にあったと
しみじみ感じるのであった。

この“1日の始まり”を感じられる朝が
やっぱりわたしは好きだ。


3.鐘の音に手を合わせる時間

ちょっと迷子になりながら、
ギリギリセーフでお寺に到着。

お庭に足を踏み入れると、
ちょうど和尚さんの奥さまが境内の戸を
開けてくれるタイミングと重なる。

初めましての挨拶を交わし、
月見草や沙羅掃除(しゃらそうじゅ)
と呼ばれる仏教の花が咲いているお庭を散策。

時間も時間ということで、
座禅の前に鐘を突かせてもらえることに。

手を合わせ、
鐘を一突きして、
また手を合わせる。


ジーーーーーーーーーー……ン。

鐘の音が長く長く響き渡り、
余韻がどこまでも波紋のように広がる。

目を閉じ、手を合わせ、
朝の清々しい空気の中、
ただただ祈りのような気分で
気持ちを整える。

これがまたなんとも心地がいい!

どうやら鐘の音は何かを整え、繋がり、浄化する
魔法があるらしい。


4.お経と座禅と和尚さん

境内に入ると、
和尚さんがにこやかに現れ、
座禅の前にやることをいくつか示してくれ、

不慣れでぎこちないわたしの所作を見ても
気にすることなく、
あったかい言葉で安心させてくれる。

経本を貸してくださり、
これから唱えるお経の箇所を教えてくれ、
その他、姿勢や流れなんかについても
必要なところだけ伝えてくれる。

足を組んで、
手は膝の上にふわりと置く。

和尚さんのお経から座禅へ。

教えてもらった通り、
目の前斜め45度に視線を落とし、
その一点を見つめる

朱に近い赤の絨毯の上に小さな小さなシミを見つけ、
そのシミを目印に見つめようと決める。

目は開いたまま、呼吸。

吐く息を長く…。

吸って、吐いてーーーーーー。
吸って、吐いてーーーーーー。

ひと〜つ、ふた〜つ…と
数を数えることで
雑念が消え、執着から離れられる
ということで、

ひと〜つ、ふた〜つ、と
数を数えることと、
呼吸に意識を向けること、
目線を一点に集中すること、
そこにエネルギーを向けてみる。

静かな時間が流れる。

開けた戸の向こうから、
鳥のさえずり
風に揺れる葉の擦れる音が聞こえる。

思考がすぐに作動し、
他のことを考えようとする。


集中。


目の前の一点、その先にあったシミが
突然ぼやけ出す。

絨毯の色がバイカラーに見えてくる。


姿勢を正す。


鼻がむずむず。
鼻水が流れてきそうな予感。

ど、どうする!

隣に置いてあるかばんからティッシュを出すか?
ハンカチで吹くか?
手でちょっと押さえるか?
放置するか?

頭が大騒ぎし始める。

迷ったものの、
ここはもう放置だ!!

と、そのままの姿勢、呼吸を続ける。
すると鼻水もなんとかなった模様。


再び、集中。


心地よさを感じる。
何かが喜んでる。



どれくらいの時間、座禅していたかわからない。

和尚さんの言葉で、身体を緩める。

和尚さんとともに、
経本を見ながら般若心境を唱えて、
座禅が終了。


5.奥さまと仏教の教え

その後、隣のお部屋に移動して
奥さまが淹れてくれた、
それはそれは美味しい緑茶をいただく。

温かく、身体に染み渡るように入っていく。

奥さまと座禅に誘ってくれたのりちゃんとわたし。

奥さまが気さくに話してくれる仏教のお話
緑茶と同じように心に染み渡る。

わたしが印象に残ったお話は、
仏教の世界では、
“いいも悪いもない”ということ。

「美しい醜い」とか「高い低い」とか「貧富」が
そもそもないのが仏教の世界。

どちらもあってよくて、
それらは表裏一体。

一つの価値観でものを見るのではなく、
違った方向から世界を知ること、見ることが大事。

そんな内容だったように思う。

話は教育の方にも盛り上がり、
今の学校教育が抱えている問題、
親御さんが抱えている不安、
そういったことも同じ考え方(仏教の視点)で
見つめてみると光が視えてくる。

いい時間だったなぁ。

こういった時間をこれからもつくっていこう。
のりちゃん、ありがとう!


6.お寺に行ってみませんか?

今回、座禅体験をさせてくれたお寺「多聞寺」さんでは、
この夏、親子向けのイベントも企画されているそう。

キャンプもしちゃうみたい!

水のせせらぎ、
樹齢1000年を超える杉を筆頭に
木々や植物、花々が生き生きと伸び、
空気が静かで清らかで美味しい。

そんな神聖な場所で行われるキャンプは、
そりゃ〜もう最高の時間になること間違いなし!!

詳細は、お寺の方に問い合わせるとよいみたいです。

http://sadoreijoukai.jp/tamonji/

和尚さんの手書きのチラシがあったかい。


座禅体験もお寺への問い合わせ
随時行ってくれるそうなので(日時調整も可能)
興味ある方はぜひ連絡してみてください☺︎


そうそう、最後に。
ここ数年、盛んに広がっている“マインドフルネス”。

実は、このマインドフルネスの考え方やスタンスは、
「禅の思想」が元になってる
んですよ。

昔から「禅の思想」を大事に、
日々の暮らしの中にマインドフルネスを取り入れていた日本人。
やっぱり先人たちはすごいです。

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北澤英理子(えりちゃん)LINE@
https://line.me/R/ti/p/%40ygb6314t
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特別なご案内はこちらから配信中^^

「座禅一緒に行きましょう♪」企画も
近々開催するかもです。

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