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廃材利用し室内環境豊かに

徳島新聞 読者の手紙 2020/07/30掲載

 夫は木材加工会社に勤めているが、そこで出る木片、テープの芯、プラスチック類などの廃棄物処分料が年間数千万円にもなることを聞いた。
 私は、保育士をしていることもあって廃材を何かに生かせないかと考え、テープの芯にナイロンテープを巻き付けてカラフルにしてみると、子どもたちが手や足にはめたり、転がして楽しそうに遊んでくれた。また、プラスチックの輪っかをつなげて花紙で作った花を付け飾ると室内が明るくなり、時折風に揺れて涼やかな気分にしてくれた。
 本来、日本人が持っているもったいないという物を大切にする精神。廃棄物に少し人の心と手を加えることで、需要あるものへ生まれ変わり循環していく構図を、今の時代にぜひ浸透させていきたい。企業などの連携によって、新しい物づくりをして室内環境も自然環境も豊かにできるということは、まさに一石二鳥ではないだろうか。 

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