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#9 『ありえない!』エリック・カール作 アーサー・ビナード訳(偕成社 2021年)

ちょっぴりちぐはぐな組み合わせ、あれ、いつもと立場が逆じゃない?まさか、そんな…!

ページをめくるたびに「あっとおどろくショー」を見せられるような感覚。
誰でも一度は目にしたことがあるだろう『はらぺこあおむし』のエリック・カールの作品です。

翻訳者のアーサー・ビナードさんが、昨年受講した絵本講師養成講座の第1回のゲストでした。ちょうどエリック・カールさんが亡くなってすぐのタイミング、とってもワクワクした読み聞かせの時間と、常識を疑うことや物事の本質をみることの大切さをテーマにした講演がすごく印象に残っています。

アーサーさん、開口一言「スゴイ!はらぺこを超えた!!」と断言する『ありえない!』。流れてくる情報を疑うことなく鵜呑みにしてしまいがちな大人(自戒を込めて…)にこそ手にとってもらいたい1冊かもしれない。「ありえない!」いや、もしかするとありえなくもないかも……?最初から最後まで「あっ!」と驚く仕掛けがたくさん。子どもと一緒によんだらどんな反応をするだろう?も楽しみな1冊です。

それにしても、翻訳、相当難しかったと想像しますが、日本語でバッチリ楽しめる。さすがだなぁ〜。原作(”The Nonsense Show”)を手に取ってみたい。

アーサー・「ビナンセンス」のサインを頂きました。笑

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前回の投稿からあっという間に1ヶ月が経ってしまった…
9月も半分が過ぎて、来週の今日が予定日なのだが、全くもって出てくる気配がない模様。笑 
しかも貪欲にも私の全栄養を吸収し尽くして、全力成長中。推定3000g…!(私の体重1週間で0.3kg増加、彼の体重1週間でおよそ300g増加。ということは即ち…)
お世話になっている産婦人科の先生にも「子宮口も開いてないし、赤ちゃん、降りきてないので、遅れますね。」とはっきり断言されたイエスタデイ。
どうかまるちゃん(旦那)が福岡からこちらへ帰ってきてくれる間に出てきておくれ〜とそわそわしながらも、もうここまできたら、無事に「はじめまして!」できる日を気長に待つ。

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