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#8 『きんぎょが にげた』『ひよこは にげます』五味 太郎作(福音館書店 1982年/2021年)

きんぎょが1匹、きんぎょばちからにげ出して…
「300万匹のきんぎょがにげた」から40年、今度はひよこが逃げました!

小学校の頃、図書室で並んでいた五味太郎さんの絵本を見て「面白い色だなぁ」と思った記憶があって。何冊か並んでいて、確か『きんぎょが にげた』はなく、『みんなうんち』(たぶん、強烈なタイトルと併せて記憶に残っているのだと思う、小学生、うんち好きだからね。笑)とか『ことわざ絵本』だった気がするのだけど、鮮やかすぎない茶色やピンクが好きだった。

小学校の頃に触れたそれらではなく、『きんぎょが にげた』と『ひよこは にげます』を並べたくなったのは、先日、本屋さんでこの2冊に再会して、やっぱりきんぎょのピンク(紅!)、きんぎょばちの水色(縹…?)、見返しのグリーン(青丹という色が近いかなぁ)、ひよこの黄色(鬱金)…その「色」に惹かれるものがあったから。
そして、40年の時を経て、五味さんが再び「にげる」を描いたことがとても興味深かったからです。きんぎょは1匹だったのに、ひよこは3匹なのはなんでだろう?とかね。

▼ ちなみに、福音館さんのHPで「にげる」についてのインタビュー(動画・テキスト両方あり!)が配信されています。

子どもは理屈なしに、この色鮮やかな絵と、次から次へとにげるその行為自体に夢中になるのかな?お子と一緒に楽しめる日を心待ちにしている2冊でした。

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”erimaruの絵本棚”として再スタートをきった前回の投稿後、流行りの感染症に罹ってしまいました。回復まで少し時間がかかりましたが、ようやく体力と気力(!)が戻ってきて安堵。
そんなこんなで、最終出社日も自宅療養期間と重なってしまったため、ぬるりと産休に。急に前にボンと出てきて重くなったお腹にひ〜ひ〜言いながら、暑さに怯えて外に出ることも億劫になってしまい、クーラーの効いたおうちの中でゴロゴロして、ぼーっとする時間も増えてしまった今日この頃。
会える日が楽しみ!!という気持ちが芽生えたかと思えば、急に不安になったり…
上がったり下がったりな気持ちも存分に味わいながら、元気にやってきてくれる日まで、ゆったりと過ごしたい思います。(そろそろ本格的に迎える準備をしなくてはなりません…!)

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