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骨折しましたよって話

前回、山に行って大変な目にあった話・前編を書きましたが、後編を書く前に、骨折をしてしまいました。しかも骨折の原因がボルダリングでの落下。
無事だったことをいいことにあんなふうに可笑しく書いていましたが、命の危険が肩を並べていたことを認識して、急に笑えない、不謹慎!という言葉が沸き起こりまして。また笑えるとなった時に、書きたいと思います。

年始から本格的に始めたボルダリング。
1ヶ月間、週2で通って5級の課題が少し登れるようになってきた。ちょっとしたワザや身体の使い方、コツを学べば登れるようになって行くことが嬉しくて、家に帰っても課題のことを考えたり、打ち込んできました。

ボルダリングジムの壁は、スラブと呼ばれる少々前に傾斜した壁から、90度、100度、120度、140度等の急傾斜や、ルーフと呼ばれる天井を使うものまで課題がかなり多いのです。ひとつクリアすると、また次、またまた次と。

急傾斜になってくると、1本登るのに体力もいる。
今考えれば、長モノと呼ばれる課題で体力をつけてから挑戦すればよかったのですが。。
骨折は140度の5級にチャレンジしてる時に起きました。ゴールが持ち辛く、変なふうに粘ってしまった結果、左腕と左足から落っこちてしまったみたいです。一瞬すぎて何が起こったのかよくわかりません。

初めて救急車で運ばれました。
左足首の骨を2本骨折と左肘を脱臼。

最初はレントゲンを撮ってもわからず、捻挫程度だから帰れるよ〜と言われ、左肘の脱臼もその場でガゴっとはめてくれて(そんなに痛くなかった)、助かった〜と思わず言ってしまったのですが、念の為、CTを撮ったら、すぐ帰れるなんて幻想で、粉砕まで行かずとも、折れた骨2本と、骨片が一つ綺麗に見えていて、即入院。

手術!
という言葉が当直の医師から出て来ましたが、幼い頃(やっぱりお菓子の大きな缶にプラスティック皿を載せ、上で踊ってたら落ちた)骨折した時は保存だったじゃん!と信じられず、明日専属の医師に聞いてみて下さいというので、翌日保存をお願いしましたが、全然治らないし、骨折した隙間に液が入っちゃうよ。と却下。医師は、あまり重要性がわかっていない患者Nに、はっきり「結構重症だよ」と告げるのでした。

2ヶ月入院を言い渡され、手術も無事終わり、今は退院してリハビリに通っています。

退院して初めての診察の時、先生にレントゲンの写真を見せてもらいながら「コッペンが悪さしないといいんだけど。骨変形症になって歩く度に先生痛いですってなっちゃうからね」と言われたという話を、先日アウトレットに行く際、車の中で友人たちに話したら、「……コッペン…」「コッペン?」「野球選手、コッペン」などと、コッペンコッペン連呼され、大盛り上がりで、ことの重要性をうまく伝えることが出来ませんでした。

そういえば怪我した時に一緒にいた友人が、こういう時に笑ってしまうタイプの人らしく、ひとでなしと思われないように必死で笑いを堪えた!と、発言していて、各言う私も、笑いが欲しく、動けない事実より、目の前で変な方向の曲がっている左肘を「無理に引っ張られて、ボリってやられる!怖い!嫌だ !」などと、救急車を待つ間、愉快に言った気がします。(山の後編も書けそうですね!)

店員さんが私以上に蒼白な顔をして動揺していました。心配、迷惑かけてすみません。

2024.6.17

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