模倣フェーズの先は書けないフェーズ。でもその先が個性模索フェーズ。
以前書いた、スターバックスのアルバイトにまつわる記事は、嬉しいことに、公開してからずっとどこかの誰かに読んでもらえている。
もともと去年の6月ごろにnoteを始めたきっかけは、自分の特徴を知るための実験がしたいと思ったことがきっかけだった。私は写真を撮ることが好きで(今でこそあんまり撮れていないのだけど)、その写真を通して何かを表現することが好きだった。
就活を始めてから、パソコンに向かいっきりの自分を想像することができず、自分は何がしたいのだろうと、永田町にあるGRiTというコワーキングスペースで頭を抱えながら屍になりかけた。本当はもっと写真を撮りたい、でも写真で食っていく挑戦はなんだか心が踊らない。そんなことを考えていた気がする。
で、その時に、「文章!!」という2文字(4文字か)がシータのごとく天空から舞い降りてきて、写真は好きだけど文字はどうかなと思うや否や、自分の好き嫌いを知るためにすぐにnoteを始めるに至ったのである。シータが降ってきて、いてもたってもいられなくなるパズーの気持ちがよくわかる。
始めてからまるっと半年が経った。
令和2年1月28日現在、自分は文章は「嫌いじゃない」と思っている。
最初の2ヶ月くらいは、「あれ、意外と好きかも?フェーズ」だった。次の2ヶ月くらいはnoteの使い方にも慣れ、いろんな人の記事を読むにつれて、「模倣フェーズ」に突入した。その「模倣フェーズ」に突入した結果、好きな文章形態がなんとなくわかった。
だけど、その結果、書けなくなった。
note始めたての頃は「文章力皆無レベル」で書いてたもんだから、文章を書く上での細かいそういうアレをまだ知らなかった。
でもいろんな記事を読んだり書いたりしていくうちに、その細かいアレをちょっとずつ知っていって、自分の記事がかえって書けなくなった。冷蔵庫に色々具材を詰め込んだはいいが、いざ料理をしようとした時に、どの具材を使っていいかがわからなくなったのである。
あ〜やっぱ書けんなあ〜まぁでも無理に書こうとせんでもいいしなあ〜
となっていた時に、たかれんさんが記事内にあの上のスタバの記事を登場させてくださったのだ。(ありがとうございます。)
もともと何かのきっかけで、たかれんさんの運営されている「Riz」というフリースクールの存在を知っていた。だからたかれんさんの存在も知っていたし、通知がきた時は「?!?」状態だった。しかも1週間に139本て。色々たまげた…。
この記事を読んで、誰かに読んでもらえることってすごく嬉しいことだなと感じた。何万という記事の中から自分の書いた記事を読んでもらえて、何かを感じてもらえる。そんな嬉しいことあるかいな、と思った。
それまではどちらかというと、誰かのために書くというよりかは、自分の思考整理や好き嫌い実験のために書いていた。でもこうやってどこかの誰かが読んでくれていたり、実際に感想をLINEで送ってきてもらえることが多くなるにつれて、「誰かのために書きたい」と思えるようになった。というだけでも「自分的文章力壊滅時代」からは少しずつ脱している。気がする。
そして、もう一つ思ったこと。
それは、自分が今書けないフェーズにいることは、(超短いスパンで見たら)模倣フェーズの次のフェーズにいるからで、この書けないフェーズは個性模索フェーズなんだということ。
自分の書き方を生み出す最初のステップは模倣フェーズだと思う。
言葉を選ばずに言えば、個性はパクリから始まる。気がする。知らんけど。