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週1ヴィーガン・ベリタリアン

スウェーデンにいると、ヴィーガン、ベジタリアン、魚は食べるペスカタリアンの人によく出会う。

どこのレストランに行っても、メニューには必ずと言っていい程ベジタリアンのものはあるし、スーパーでは大豆ミートなどのヴィーガン食品が充実している。 

私の勝手な想像だが、日本でパプリックにヴィーガンを主張する人達の目的は、健康、環境というより、動物愛護が一番根底にあるような気がしてならない。
主張することは個人の自由だが、やり方を間違えると、逆にヴィーガン、ベジタリアンへのイメージが悪くなるだけだ。
(例えば、過激なと殺画像や映像を見せる、肉食は悪だと訴えかけるなど。)
動物愛護が真の目的なら、動物愛護団体として活動して、ヴィーガンの名で活動するのはいかがなものか。

"動物がこんなに苦しんで殺されているのに、肉食を続けるなんて何も思わないのか!"

こんなのは意見の押しつけで、肉を好んで食べる者としては、ただ自分を否定、批判されたと不快に感じるだけだ。

それよりも、美味しいヴィーガン、ベジタリアンフードを広めたり、学校の給食や社食に1日だけベジタリアンの日を作る提案をしてみたり、無料で大豆ミートを試食してもらったりと、人を不快にさせずともヴィーガン、ベジタリアンに興味を持ってもらう働きかけをすることが、世の中から肉食を少しでも減らすという、彼らの目指している結果に繋がるのではないだろうか。あくまでも、ひとつの選択肢としてヴィーガン、ベジタリアンがあると。

スウェーデンでは、ベジタリアンとそうでない人のカップルもいて、みんなそれぞれ個人の考えを尊重していると感じるし、押し付けない。水曜日だけベジタリアン、気分で今日のランチはベジタリアンメニューなど、手軽に1日ベジタリアンをする人もいる。

私はお肉大好き人間で、ヴィーガン、ベジタリアンになることはないが、週1、週2ヴィーガン、ベジタリアンはした時期があったし、(最近はレシピを調べるのが面倒でしていない。) お肉の値上がりで、これからする予定もある。

活動する人達には、手軽に気軽にヴィーガン、ベジタリアンが出来る環境作りや、楽しい美味しい面白い情報発信にチカラを注いでほしいものだ。


ちなみに、以前ヴィーガンやベジタリアンのゲストに日本料理をふるまうことがあり、レシピをネットで検索したのだが、和食、日本料理はヴィーガン料理において可能性の塊だと思った。インスタなどのSNSでヴィーガンレシピを掲載しているアカウントもあるので是非検索して欲しい。

昆布だし、椎茸、豆腐、お豆、ヴィーガン向きの食材は沢山ある。
日本でヴィーガンブームが起きて、日本が本気を出せば、イメージを覆すほど、美味しくてまた食べたくなる作りたくなるヴィーガン料理が出来るだろうし、日常の食事の選択肢のひとつになるかもしれない。
世界に日本のヴィーガン、ベジタリアン食を発信すると、それはそれはウケそうだ。

既にヴィーガン、ベジタリアンに対して色眼鏡というか、無意識的なバイアスがかかっている場合は、取り払ってもらって、ヴィーガン、ベジタリアン食の可能性を考えてみると面白い発見があるかもしれない。

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