【マッチングアプリ】そのコミットメントは不要だ

こないだマッチングアプリを通じて会った男の話。その男は1回しか食事してないのに「エリカさんに会えたから」と言ってアプリを退会した。正直、気持ち悪かった。

つき合うことになっているなら、退会するのは当たり前だろうが、1回しか会ってないのにそんなコミットメントは不要だ。というか無用の長物だ。

コミットメントはある時は非常に重要である。背水の陣では、川を背にして「何があっても撤退はしない」とコミットすることで、兵士のやる気を鼓舞し、敵の戦気を削ぐことができる。

しかし、つき合うことにもなってない女に対して「アプリやめました」と他の女探しはしないとコミットしても気持ち悪いだけじゃないか。

たとえば、その男が横浜流星だったなら、アプリを退会してもらって嬉しいと思うが、おっさんが「もうあなたしかいない」というのは他に相手がいないからでは。

「コミットメントの強さ」という隠れた情報の伝達にはコストが伴うほど効果的だ。

例えば、「満足できなかったら返品可能」という文言は商品やサービスの効果や自信を返金というコストを払って伝えようとしている。

しかし、マッチングアプリを退会すること自体は、たいしたコストを払っているわけではない。

退会後すぐに再入会できない（1ヶ月間とか）アプリであれば、見た目が良い男や金があってモテる男は、退会しなければその期間に出会えるだろう女性と出会えないので高い機会費用を払っていることになる。

しかし、モテないおっさんはアプリをやめてる期間に、続けていれば出会えたであろう女性数は少ないので（つまり、機会費用が低い）、アプリを退会したぐらいで強いコミットメントにならない。無意味。

いずれにせよ、会って間もない人にキモいコミットメントは不要である。普通に引かれると思う。