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今年もやってます「所内生徒指導勉強会」第一回目のテーマは不登校

私がチームキャップを務める教育相談チームは、生徒指導やカウンセリング、学級経営、人間関係作りなどを扱う部署です。

教育センター所内はいくつかのチームに分かれていて、自分のチーム業務以外のことは案外知らなかったり、チーム越境のコミュニケーションもほぼありません。

そこで昨年度から、当チーム主催で生徒指導に関する勉強会を開催。
全ての教育活動のベースとなる生徒指導の知識やスキルを高めることを目指しています。
裏のねらいは所員の横の繋がりを作ることです。
昨年度は3回やりましたが、とても良い場作りができました。


今年度第一回 不登校に関する勉強会 

タイトルは「room Fから見た本県の不登校」

room Fとは、不登校の子供達に対してオンライン支援をする福島県教育委員会義務教育課管轄の部署です。
広島県の取組 SCHOOL "S"を参考にしているそうです。

第一部 本県の不登校
第一部では、room F 主任のO先生からご講話いただきました。
O先生は管理職として小・中学校現場で不登校支援を行い、その後市教委でも適応指導教室での支援に携わってきた方で、その知見や経験をもとにお話しいただきました。

当日の資料

講話後、「イマキク スグキク」というリアルタイム投稿できるWebサービスを活用して参加者から質問を投稿してもらい、O先生に答えてもらう時間を設けました。

参加者からの投稿

第二部 room F の今
第二部では、実際にどのようなオンライン支援を行っているのかについて、二名のスタッフにお話しいただきました。
同じ施設の中にいても、別組織であるがゆえに、room F がどのようなことを実践しているのかわからないというのが実際でした。
そこで

・どのようなコンテンツで支援しているのか
・どんな不登校のレベルの子どもたちが入室しているのか
・学校に足が向かない子供達がこのオンラインに入ってきて、どのような反応があるのか

などについて話してもらいました。

room F の時間割


こちらも「イマキク スグキク」を使ってインタラクティブに。

感想や質問が投稿されました


振り返りをご紹介します

不登校支援において「育てる」ということが大切であるという言葉が印象に残りました。支える生徒指導ともつながることだと思いました。roomFの取組について、今年度手探りの中ゼロから立ち上げられた3人の先生方のこれまでの取組がすばらしいです。こどもたちのために!という思いが伝わってきました。これからも応援しています!

0の状態からここまで作り上げられていて、素晴らしいと思いました。スタンプを押すのも(名前がでるので)子供にとっては勇気がいるのだと思いますが、そこにお二人が素直に喜んで反応してくれるのを見て、子供たちはコミュニケーションの良さを感じたのだと思います。このような素晴らしい取り組みをもっとたくさんの先生、子供たち、保護者の方々にも知ってほしいです!
お二人がとても楽しそうに配信されていて、私自身学校であんなに楽しそうに授業をしていたかなと反省しました。学校でも取り入れてみると、不登校を防ぐ取り組みにもなるのかなと思いました。

O先生のお話を伺い、これまでの取組と現状を知ることができ、教員としての姿勢を振り返る機会にもなりました。roomFの工夫された配信は、多様な子どもたちとの関わりについて改めて様々な視点で考えるきっかけになりました。お二人の魅力的な空間が、子どもたちの今後の力につながると思いました。

O先生のお話から、教師がより柔軟に子どもたちとかかわっていく必要があるんだなと感じました。不登校などの原因が多様になっている今日、「〇〇には△△」と特効薬のようなものはないと思います。そのため、子どもが今どんな状態なのか、どう関わっていくべきなのか、違う関わり方はないかなど、教師が子どもに適応していく態度が大切だなと改めて感じました。
また、お二人の取り組みがとても参考になりました。O先生のお話にも重なりますが、お二人の先生のように試行錯誤し、子どもに適応する姿勢が求められているんだなと強く感じました。楽しく、温かく子どもと関わっていくことが、子どもの成長に必ずつながることがわかりました。
算数のゲームなど、何か協力できることがあればいつでもお声がけください。私も負けないように頑張ります。

今は何の反応もないように見える子供たちの中にも、今roomFのお二人にかかわっていただいた経験は心の栄養として残って行くのではないかと思います。何か協力できそうなネタを見つけて提案しに行きたいです。

roomFの取り組みについて知りたくて参加しましたが、内容が非常に面白くて興味深かったです。roomFの番組作りの大変さも印象に残りました。はたから見てると楽しそうな印象ですが、ご苦労も大変なことと思います。
roomFの先生方、お体に気をつけながらお仕事なさってください。本日はありがとうございました。勉強会に参加して本当に良かったです!


などなど、素敵な振り返りコメントを頂けました。

room F のスタッフからも

不安な思いを抱えたまま自転車操業で進んできた取り組みでしたが、先生方に温かく受け止めていただき、大変励みになりました。感謝申し上げます。
 今年度は、「初めての試み」ということで、質が高まらなくともお許しいただけた部分が大いにありましたが、いつまでもこのままというわけにはいきません。自分たちの力を振り絞るのはもちろんですが、いろいろな先生方のお力を借りる方法も見つけながら、roomFを利用する子どもたちにとって有意義なプログラムが提供できるよう、精一杯がんばってまいります。今後もよろしくお願いいたします。

というコメントをいただきました。

今回もチーム越境で学び合える豊かな時間となりました。

不登校を理解するという表ミッションも、
チームを超えた横の繋がりを強くするという裏ミッションも、
両方叶えることができました。

私は、チーム越境で素敵に学び合う先生方の姿や表情が大好きです☺️
こんな豊かな時間が仕事に直結するのですから、素敵な職場だなと思います。

引き続き、場づくり頑張っていきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました😊

節分の時の配信ではこんなお面を付けて
子供達を喜ばせていました。


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