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高等学校初任者研修「生徒指導の在り方」今年も楽しく研修しました!

毎年4月当初に行われるこの講義の目的は

①「生徒指導」をポジティブで未来志向のイメージに変え、初任者のベクトルを合わせること

②生徒指導が目指すものと、それを実現するための生徒指導の実践上の視点について理解してもらい、実践アイディアを共有すること

です。

開始時と終了時に

「生徒指導とは?」という問いに対して浮かぶイメージをMentimeterに入力してもらい、ワードクラウドで可視化しました。

比べてみると、概ね①の目的は達成できたと思います。

事前
事後


講義・演習の流れは次のような感じです

『生徒指導提要』に沿って、生徒指導の定義と目的を確認。

生徒指導とは、児童生徒が、社会の中で自分らしく生きることができる存在へと、 自発的・主体的に成長や発達する過程を支える教育活動のことである。なお、生徒指導上の課題に対応するために、必要に応じて指導や援助を行う。

生徒指導の定義(『生徒指導提要』2022,文科省)

生徒指導は、児童生徒一人一人の個性の発見とよさや可能性の伸長と社会的資質・ 能力の発達を支えると同時に、自己の幸福追求と社会に受け入れられる自己実現を支えることを目的とする。

生徒指導の目的(『生徒指導提要』2022,文科省)

また、生徒指導の目的を達成するためには、児童生徒一人一人が自己指導能力を身に付けることが重要です。児童生徒が、深い自己理解に基づき、「何をしたいのか」、「何をするべきか」、主体的に問題や課題を発見し、自己の目標を選択・設定して、この目標の達成のため、自発的、自律的、かつ、他者の主体性を尊重しながら、自らの行動を決断し、 実行する力、すなわち、「自己指導能力」を獲得することが目指されます。

生徒が自己指導能力を獲得できるよう支援することが大切


つまり、生徒指導とは
生徒が自己指導能力を獲得できるよう支援すること
であると確認しました。


さらに、定義と目的の文章中に3回繰り返し出てくる動詞「支える」に着目してもらい、
「させる」生徒指導から「支える」生徒指導へ
の転換について確認しました。


では、具体的にどのような実践をすればよいのでしょうか

生徒指導の実践上の視点4つを紹介し、その4つの視点に基づいて具体的に何ができそうか、どんな実践をしたいかを個人ワーク→グループワークでシェアしました。

Google スライドにグループごとに書き込み、他者参照しながらさらに広げました。

最後に、全てのグループから出たアイディアを見て、いいねと思ったものに🩷マークをつけていきました。

出来上がったスライドはこんな感じです。

全部で14班、どの班も素晴らしいアイディアたくさん出してくれました。

概ねこの講義の目的②も達成できました。

振り返りシートにも

素敵なコメントが寄せられました。
少し紹介します。



ちなみに

①Mentimeter事前事後比較
昨年も

事前
事後

一昨年も

事前
事後

②今年の初任者の中にも、すぐ授業でMentimeter活用してくれた先生が!

指導担当の先生が、レポートしてくれました😊


こんな素敵な先生方と一緒に、未来を創る子供達の幸せのために働けるなんて嬉しい!

福島県高等学校の未来は明るい🔆

今回も最後までお読みいただきありがとうございました😊

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