見出し画像

【帰国子女/英語が話せるより大切なこと】4年生息子が教えてくれたこと

私がブログを再スタートさせた息子の言葉2年前に撮った動画を編集していたら、
英語を話していた息子が、日本に帰国してからの苦労を語ってくれました。

息子は、日本の学校や習い事について頑張ってきましたが、特に古典的な書き取り授業が大変だったそうで、つらい思いもしました。

I'm so hungry! I wanna eat something.
(めっちゃお腹すいた!なんか食べたい!)

と英語で言っていたあの頃を懐かしく思い出します。
今は日本の勉強に一生懸命取り組んでいる息子ですが、少しずつ成長していると感じています。

帰国後の挑戦は、
英語よりも日本の学校に馴染むことでした。

当日年長さんの娘はすぐに馴染んだのに対し、
息子は2年生になっても泣くことが多く、音楽会で鍵盤ハーモニカを皆と合わせることが不安だったようです。

しかし、先生たちの支えがあって、学校に通い出して3週間ほどで落ち着き、今では楽しく学校に通っています。

アメリカと日本の教育はまったく異なります。
「みんなと一緒に」が重視される日本の教育では、ドッジボールのルールも知らない息子は戸惑いを感じたことでしょう。
アメリカではボールを当てることは暴力と見なされるため、知らなくても当然です。

それでも、

周囲の
「英語喋れないの?もったいない!」
「4年半もいたのに英語喋れないの?」
「私のお友達で帰国子女の子がいるけど、英語ペラペラだよ?」という言葉には、
分かってはいたものの、やはり疲れてる時にそれを言われると親子で少しつらさを感じる瞬間もあります。

ですが、私は子どもたちの努力を認めているので大丈夫です。

彼らは大人の事情で十分に我慢してきました。

私は、地域でのキットパスアート活動の中で、
息子や娘、そして地域の子ども達に

「これからも何を言われても、自分の未来を自由に描いていこう!」とこのメッセージを伝えたいと思っています。

活動をしていて毎回思うのが

大人が子ども達を許可しません。

「面倒なことは言わないでくれ」
「面倒なことはしないでくれ」
「人手が足りないのだから」
「環境が整っているのだから何で子どもにストレスがあるの?」
「なんで不登校になる?」
「規則だから」
「上の者にいろいろ言われるから」

大人達の会話には、このような言葉がよく飛び交います。

それを聞いたり見たりしてる子ども達は、

大人になりたいと思いますか?

しんどそう
楽しくなさそう
仕事大変そう
勉強大変そう
学校は楽しくない場所だ
板書や字を書くことは意味のないもの

と思ってしまう。

なので、尚更うちの子達も不登校になるのではと心配しました。

しかしながら、

息子は4年生になり、
最近自信を持ってこう言いました。

「僕はアメリカ人や日本人の大人が何を言っているのか分からない時もあるけど、転校生や人の気持ちはよく理解できるんだ!」

と。


今では自分のペースで成長しています。
子どもには子どものペースがあります。

親のペースではなく、
子どものペースでです。

学校に行けなかったらどうなるのかと不安になる親としは焦ることもあり、不安になりますよね。

息子はやはり日本の学校に通うことを選んだだけです。

息子が前向きに学校に通っている姿に、私も感謝し、学び続ける日々ですが、

もし、学校に行くことが苦痛な子がいたら、
エリエの楽活の中で教えてくださると、

少しは気持ちが楽になることがあるかもしれません。



いいなと思ったら応援しよう!