安定した会社員を辞めてフリーランスになった理由
なぜ、20年も勤めた会社を辞めて、コーチングとライターの二足の草鞋で
フリーランスを始めたのか。
その理由、私も知りたいくらいで、
明確に「これ!」というものがあるわけじゃないんですが、
大きくは
・少しメンタルを病んだことで会社員でいることに限界を感じた ←これが一番大きい
・会社という箱に依存しすぎていることにリスクを感じた ←辞めようか迷っている時に決心につながった一つの要因
の2点かな、と思います。
私がメンタルをやられた要因に、合わない人がいて苦しくなったというのもありますが、
それだけなら異動や組織変更を待てば、だいたい1年以内に環境は変わります。
でも、だんだん会社も商品も愛せなくなってきている、という事実から目をそらしてもそらしきれなくなってきた。
否定しようがないというか、心が離れてしまっていることに気付いてしまった。
辞める時、長年連れ添った配偶者と離婚するような気持ちになったことを
覚えています。
情はあるけれど、愛はもうない。
だから一緒にいられない。
一緒にいると、どんどん自分を好きでなくなっていく、自分が削られていくような、尊厳を損なわれていくような感覚があって、
もうだめだな、休職して一度元気になって戻っても、またこうなるだろうな、と感じたから、戻る選択肢を外しました。
でもなんといっても東証一部上場の、超優良企業。
これ以上の待遇は望めないくらい、雇用環境としてはよかったんです。
ボーナスもいっぱいもらえたし、福利厚生も充実していたし・・・。
まだまだ3人の子供に教育費はかかるし、家のローンもあるし、
夫に経済的負担をかけることに不安もあり、
万が一何かあった時でも子供たちをなんとか食べさせていけるという
見通しが持てないと不安だしリスクが大きい、という考えもありました。
でも。
当時まだコロナではありませんでしたが、
大企業だから定年まで安泰とはもう言えないんじゃないか。
会社にしがみつく方がリスクがあるのかもしれない、という空気は感じていました。
今ならギリギリまだ自分の強みを生かしてスキルを伸ばし、
生きていく術を身に着けられるかもしれないけれど、
このタイミングを逃したらいよいよ日本経済が傾いて
企業が体力を失ったとしたら、
外に放り出されてももう立てないかもしれない。
収入源が一本で不安なら、二本三本と増やせばいい。
私の場合は長く編集者として働いてきたので、
フリーの編集者・ライターとして活動するイメージは持てたし、
実際辞めてフリーの編集者として活動している友達も何人もいた。
そこで、
・まず編集・ライターとして活動しながら、コーチングにも生かせるスキルを伸ばす
・コーチングのベースをしっかり固めながら、いずれ主軸と出来るように鍛える
の2本柱なら、あまり不安に感じなくてすむかも・・・と考えたわけです。
今ライターとしてお受けしている仕事は、
コーチングにこういう点が生かせる、というところが明確にあるものだけです。
例えば、「普段周囲にいないタイプの人の心情に触れられるから視点が増やせる」とか、
「ビジネスパーソンに向けた最新のビジネス動向を押さえられるから、コーチングの法人営業に向けて知識や人脈を増やせる」など。
コーチとして生きていく覚悟を決めたくせに、
他の仕事をしていることにマイナスの感情を持って、
自分を責めたりしないためにも、
ただお金のためだけの仕事は受けないと割り切ることで、
気持ちも安定します。
それでも経済的に厳しければ、パートしたりしてもいいし、
それもきっと対人コミュニケーションの機会になる。
私の場合、全部コーチングを軸に考えているので
バランスも取りやすいし優先順位も決めやすい。
軸がしっかりしていれば、せっかくフリーランスになったんだからと
経験のないことにも挑戦してみよう、と思える。
こういう自分で考え抜いて判断して責任を取るということを
そろそろちゃんとやらなきゃな、と思ったことも、
フリーランスになった理由なのかもしれません。
これからどんな人と出会えて、どんな風に関われるんだろう。
どんなチャンスに挑戦できるんだろう。
どんな人を応援できるんだろう。
そう考えて未来にワクワクできるのも、フリーランスの特権。
なるべく楽しんでいこうと思います。
トラストコーチングスクール認定コーチ/マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー フリーライター 中原絵里子
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