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心配性ライターの細かすぎる海外赴任準備㉒~いよいよ!準備編フィナーレ

明日から、出発に向けて空港近くのホテルに前泊。
つまり自宅での渡英前ラストナイトです。

なのに直前になっていろんなことが動きすぎて、だいぶ綱渡り。

まず昨日ようやく、2年間住む部屋が決まりました!
なんと5月初めに、初めてオンライン内覧した部屋。
ちょっと狭いかな~とか、建物が古いかな~と留保していたのですが、奇跡的にまだ残っていたんです。

で、もうここでいいか~と契約に踏み切ろうとした矢先に「明日大家さんと打ち合わせすることになっている新しい物件があります」と別の不動産会社から連絡が。
でも今日中に返事をしないと、決めようとしていた部屋(A)は市場に出されてしまう(そして出たらすぐオファーが入る)。。

新しい物件Bは、今回出たところじゃないけれど、同じグループの他の部屋を見学したことがあるので、内覧しなくてもなんとなく雰囲気はわかる。

Aと比べてメリットは、学校からめちゃくちゃ近いのと、外観がイギリスらしいチューダー調。あと今回大家さんが家具を全部入れ替えるらしく、ベッドを含めて家具が新しいこと。

でも広さはAと変わらないのに、家賃が月額300~400ポンド高い!
積もり積もって年間75~100万、2年間住むとその差なんと約150~200万円ですぜ。

一方Aは、ちょっと狭くて家具も古いし多い(余計な箪笥とかで部屋がより狭くなってるけれど撤去はできない)けれど、
お隣が大きな公園なので、窓の外の景色がとってもいい。
(イメージ、昭和記念公園の「みんなの原っぱ」の隣に住む感じ)

そして住む予定のエリアで一番の繁華街まで歩いて15分以内。
お茶したり買い物したり、食事に出かけたりするのにはほどよい距離感。
次男の通う中学校まで歩いて20分弱(約1.5キロ)。ダンナが通勤に使う駅までは7,8分。


この立地が、「よく歩き自然を感じられる健康的な生活」をイメージできていいなと感じたのと、
狭いけれど3ベッドなので、各部屋に机を置いて、仕事したりオンラインミーティングをしたり、勉強したりすることができる。

夫は慣れてきたら出社は週2程度になるらしく、日本企業との仕事も半分持ってくるのでミーティングも多い(しかも変な時間に)見込み。
私もオンライン取材があるだろうから、そういう時に締め切って音を遮断できる空間を確保したい!というのは、かなり優先度の高い条件。

あと不動産会社に言われた、「日本人学校に近すぎる物件だと日本人しか住んでいないエリアもあって、それだと本当に日本語しか話さなかったり、子どもを送った後の長い立ち話などの日本的お付き合いもあるようですが、このあたりは日本人もいるけれど半分ぐらいは現地の人」というのもいいなと思ったのも好ポイントでした。

庭や廊下ですれ違う時に軽くあいさつするだけでも、英語でコミュニケーションをする機会ができるなら、それもいいなと思ったわけです。


そんなわけで、立地&コスト+アルファでAに決定!

今本当に賃貸物件検索で出てくる結果の7割8割が「商談中」ステイタスになっていて、新しい物件が出ると争奪戦になるようなのですが、
なぜ2か月もAが空いていたのかズバリ聞いてみたところ、
「これまでずっと日本人のテナントさんに部屋を貸していたので大家さんが次も日本人に貸したいという強い希望があり、日本人以外は断っていたから」とのこと。

まあ、なんとなくオールドファッションな雰囲気(古き良き団地っぽい感じ?)という印象ではあるので、イギリス的な部屋に住みたい人にはちょっと敬遠されるかもしれないけれど、住めば都だ!たぶん。

実際に部屋に入ってみた印象とオンラインでは、また受ける印象も違うかもしれないですしね。

ちなみに基本的に契約期間は1年だけれど、入居後半年経っていて2か月前に通知すれば早めに出ることもできるそう。
どうしても気に入らなければ、一番物件の動く春ごろにまた部屋を探して移ればいいわけです。
日本でいう礼金はなく、デポジットを家賃5週間分支払って退去時にハウスクリーニングや修繕費などを引いた分が戻ってくるらしい。

イギリスではカウンシルタックスという、住民税のようなものが賃貸も含めて部屋にかかります。
その税金を使って道路を整備したり公園を維持管理したりするので、カウンシルタックスが高いエリアは街もキレイ。
カウンシルタックスはABCD・・・とレベルごとにバンドがあって、
物件を検索する時に「この部屋のカウンシルタックスのバンドはE」などの表示がされています。このバンドが高いと支払う税金も高いのでチェックが必要(我々が借りる部屋はDなのでちょっとだけ安め。それでも年40万くらいかかる)。

あと物件のエネルギー効率とどのぐらい二酸化炭素を排出するかの表示がイングランドとウェールズの賃貸物件は義務付けられているらしく、「EPC」として表示されています。

ロンドンは夏場はエアコンがいらないくらい涼しいけれど冬は寒いのでセントラルヒーティングをフル稼働することになるらしく、暖房効率が悪いとそれだけコストがかかるということ。
この部屋はちょっと効率が悪そう↓ 私が見た物件はだいたいCで、平均Dらしい。

イギリス政府は2030年までにD以上でないと取引できないようにする予定とのこと。
最近イギリスは脱炭素の動きが後退気味で、目標を後退させるケースが多いようですが、今後どうなっていくのか注視が必要ですね。

私たちが借りることになった部屋はCでした~

はー、ギリギリ出発前に部屋が決まって本当によかった・・・。

同時に、着いてから入居までの間仮住まいする部屋も決まった!
けれど、2週間ずっと同じ宿が予約できず、3日で別の宿(郊外から都心へ)に移動しなきゃいけない。
またスーツケース持って移動するのか~、それまでに入居できるようになってないかしら。

ヒースロー空港からは配車サービスを予約したのでスーツケース5個と手荷物4個と人間3人を一度に運んでくれる手筈になっているけれど、
60分しか待ってくれないそうなので、入国審査に手間取らないことを願う!(飛行機の遅延が理由の場合は3時間まで待ってくれる)

イギリスで30日間30ギガ使えるSIMもゲットしておいたから、配車サービスの運転手さんからの電話もそれで受けられるはず。よかった、買っておいて。。。

飛行機に乗ると離陸時・着陸時に耳がめちゃくちゃ痛くなるので飴ちゃんと耳栓も手配。
ついでにむくみ対策の圧着ソックスとスーツケースのタグもポチッた。
首に巻くまくらも買ってある。

仮住まいのホテル周辺のレストランも調べてあって、すぐそばにフィッシュアンドチップスのお店があるっぽいから、晩御飯も食いっぱぐれなさそう。

こうやって周到に用意しているつもりでも、ダンナからの「あれは調べたの?」「これは確認した?」攻撃は鳴りやまず。
現地ホテルのチェックイン方法とか、空港での国際線の手続きフローとか・・・。ううう、気が回りすぎる。が、私の気持ちにも少しは気を回してほしい。

スーツケースに入りきらなかった荷物は航空便を追加で送ることにして、
リビングの私物を片付けたり冷蔵庫の食材を片付けたりと、残務を処理したら、明日には出発!

スーツケースを羽田空港近くのホテルまで持っていくのが大変なので、長男をバイトで雇って運ぶのを手伝ってもらうことに。
(バイト代はヤマト運輸さんの空港宅配サービスと同じ単価で設定)
最後まで別れを惜しめるので一石二鳥や~!

仮住まいが決まったおかげで、船便の関税手続き(ToR1)も無事完了。
終わってないのは私の英語とイギリスの勉強ぐらいかな・・・。


ここまでなんだかんだと海外赴任準備のドタバタを書き残してきましたが、今回で準備編は最終回。
次はロンドンで働く編にしようか、ロンドン散歩期にしようか、ロンドン日本人学校&教育編にしようか・・・というテーマ設定は向こうに行ってみてから、私的ホットなトピックスを検討して決めたいと思います。

ひとまずここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!




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