「文章力」ってなんだろう

世の中にライターと名乗る人はいっぱいいるし、
ライターじゃない書き手もいっぱいいるので、
誰かと比べて「自分なんてたいした文章力もないし」なんて思ってしまう時があるかもしれません。

私は、しょっちゅうです。

ひとり、最近追いかけている(?)ライターさんがいて、
その方のインタビュー記事がめちゃくちゃ上手い。

なんというか、媒体に合わせて絶妙な濃度でエモさを出せるというか、

わかりやすく伝えるためのベストな構成と要素がしっかり組み立てられているうえに、繊細でやわらかい表現力があるものだから、もう最強ですよね。

こんな人と自分を比べたら、そりゃ落ち込みますよ。


でもね、不安になる要素のひとつとして「あいまいさ」があります。

何と何を比べて自信をなくしそうになっているのか、自分が「文章力がある」という定義をどう捉えているのかをあきらかにしないと、

やみくもに自分をいじめることにもなりかねません。


「文章力がある」の定義は人それぞれで、正解があるものではないのですが、

私の場合は「書き手と読み手の間にコミュニケーションが生まれるか」が一つの基準になるのかなと思っています。

発信した文章を読んで、相手は意図を汲み取ってくれるか。

メッセージに気づいてくれるか。

感情を揺り動かすことができるか。

なにか行動を起こしてくれるか。

こうしたことが少しでも実現できれば、その文章は成功。

つまり、自分が文章を書くことで何を期待しているか、を確かめる作業が必要なんだと思います。

私はべつに、文章うまいですね!と言われたいわけではないし、そのために書いているわけでもない(でももし意図せず言われたら、もちろん嬉しいですよ!)。

私が期待し、こだわるのは、相手のアクションです。

この言葉についてもう少し調べてみようとか、この提案明日やってみようとか、こういう考え方もあるんだと覚えておこうとか、そうした「反応」が起こせたら花丸。

それができる文章が、「文章力がある」ものだと定義しています。

そのためには構成力や語彙力や、前提として情報を受け取り咀嚼する力や、読者を想像する力などは必要だし伸ばしていく必要性があるけれども、

必ずしもエモさや色気は必要ないのかもしれない(あるに越したことはないけれど)。


別に自分には必要ないものを「ないない」と凹むのはもったいないので、

「それって必要?」と疑ってみてもいいかもしれません。


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