★★★『1973年のピンボール』村上春樹
村上春樹、「鼠&羊」シリーズ二作目。
以下所感。
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ピンボールマシーンの開発経緯の抽象化は面白い。直子死んだことによるショックって、これ『ノルウェイの森』の直子に関連するのかな。
鼠、感情が薄れつつあるようで物悲しい。読んでいくうちに、救いようが無いくらい病み出した。
そして主人公と一緒に住んでいる双子の女の子は何なのか。幻かと思ったけどなんか実在してるっぽいし、、双子と添い寝し続けて生活するってかなり異常だな。
そして問題児はピンボール。精神的な概念に昇華してて驚く。ピンボールってこんなに神聖だったんだ。。と感じる。
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