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専業主婦(夫)・共働き夫婦の必読本!?

こんにちは。
初作家さんの本を手に取り、読了しました。

『対岸の彼女』 朱野帰子さん

2歳の娘、居酒屋店長の夫と
3人で暮らす専業主婦の詩穂を中心に物語が進んでいく。

育休取得の夫。
共働き夫婦の家事、育児、仕事。

それぞれの立場。育ってきた環境など、
自らが選択したにも関わらず、
次第に疲弊していく。
ゲームオーバーぎりぎりの日々。

実家に頼れない、頼りたくない。
弱みを見せられない。

「イマドキ、専業主婦になんかなって
どうするんだろう」

専業主婦のことを”絶滅危惧種”といった表現は
キツイですね。

どの立場を選んだかは
話してみないと。聞いてみないと
わからないことが一杯あるんだよね…。

今の大人たちの生き方が
今の子どもたちにも
影響していくことでもあるから。

専業主婦の時期。私にもありました。
ママ友さんや子ども同士の交流を測ろうと
公園や児童センター、幼児教室へ足を運び、
ネットを利用しては仲間を見つけていました。
孤独になりたくなかったんですよね。

専業だろうと共働きだろうと
偉いとか自分の方が働いているんだぞとか。
上下関係なし。なのではないでしょうか。

読み応えのある小説でした。



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