見出し画像

歓喜の歌

ベートーベンの『第九』
年末になると何処かしらで響いている曲ですね。
昨年、我が家の末っ子はこの曲をピアノの発表会で演奏しました。

なぜピアノを習っているのかイマイチわからない息子ですが、ピアノの先生が根気強く励まし、支えくれるおかげで続けてこられます。

今年は2回目の発表会でジャズに挑戦。
『虹の彼方に』(Over the rainbow)
をドラムとコラボして演奏します。

本人はギリギリ発表会の目前になって
焦って、悔しがり、涙流してますが、
日頃の練習を振り返る良い機会だと思って
敢えて口出しせず見守るようにしてます。


今年の夏、義母に病魔が襲いました。
息子にとっては大好きなおばあちゃん。
辛い顔を見せず
『頑張るからね』
と家族に伝える反面、
何故⁇という思い、不安、悔しさ、怖さ…
家族みんながそういった思いでいっぱいでした。

夏の終わりに手術を受けることになりました。
息子はその頃、ピアノのステップ検定のため、
目標に向かって頑張っている最中。
曲目は2曲で、
『いのちの名前』(千と千尋の神隠し)と、
『歓喜の歌』
1ヶ月程しかない練習時間でしたが、
息子からこんな言葉が。
『ベートーベンの『歓喜の歌』はおばあちゃんの歓喜の歌だね』

何故⁇どうして私だけ⁇
という思いでいっぱいになると、
生きる力が弱まります。
だけど、

ベートーベンは目も耳も不自由になりながら生涯、音楽を貫いた偉大な人。その人が作った曲が歓喜の歌だと言いました。
(プチ偉人マニアの息子なりの見解。)

『おばあちゃんのために頑張る』
手術の日と検定試験の日が近いこともあり、
息子なりの、
息子にしかできないおばあちゃんへの励まし。

大人は、この先どうなるのか不安でたまらないと
感じているところ、
息子の心はちゃんとおばあちゃんと一緒に戦っていたんだなと胸がいっぱいになりました。

ステップ検定は、合格!
おばあちゃんにも演奏の動画を送りました。

今、術後の治療で頑張っている義母、
息子は甘えん坊ですぐ挫けてしまうけど
『おばあちゃんのために』
と、約束した事は必ず果たす子です。
そんな子に、育ってくれたことが嬉しい。

そんな息子、
たまに『あ〜農業したい』と、
田舎のおばあちゃん、おじいちゃんを思い出し
ボヤいています。

写真は春の海とおばあちゃんと息子。


ココナラで、健康、料理を紹介中
良かったら覗いて見てください
↓↓↓↓

https://profile.coconala.com/users/1542419


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?