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今日の格言は…アンネ・フランク

高校生の長女がアメリカ留学に出発して5ヶ月が経ち、環境にもかなり慣れできている。

彼女は幼い頃から夢みがちで、空想好き。

幼稚園の頃、砂場の砂をプリンカップに入れ
そこに近くにあったキレイな花を盛り付けて、
先生に『どうぞ』と、渡したところ、
その盛り付けをとても褒めてもらった事がある。

もしかすると、それが彼女にとっては大きなきっかけだったのかもしれない。

絵を描く事や、景色を見る目、写真を撮る感性は
親から見ても感心するくらい、毎日何かに感動し心を踊らせている。

長女を留学に出したのも、その感性をもっと伸ばして欲しいと思ったから。

長女は、都会で生まれ、田舎で育った。
田舎だけど都会も遠くはない我が家も、
祖父母のいる田んぼだらけの故郷も大好き。

あまり派手なことができるタイプではなく、
今時の女子高生にしては、幼いのかな⁇と思うくらい素直すぎるというか、
落ち着いているというか…

きっと、都会でも、田舎でも
親がそばにいなくても生活できるように育てていたのだろうと感じるくらい、
ホストファミリーと仲良く過ごしている様子。

でも、明るくしているようで、
彼女は心の内をオープンにできない。

留学する直前、大好きな祖母に癌が見つかり、手術と治療をする事に。

心配と不安を胸にたった1人で渡米して5ヶ月。
クリスマスの日、テレビ電話で彼女は祖母の心配をしていた。祖母は抗がん剤の影響で髪がなくなり、帽子を被って治療を受けている。
その、祖母の様子を涙を流しながら聞いていた。

『なぜ、大好きなおばあちゃんが?』
その思いでいっぱいになったのだろう。
ホームシックと、どうしたら良いのかという大きな悩みと格闘している。

実は娘はその心の内を
親の私たちではなく、小さい頃からお世話してくれている地域の婦人に相談していた。

私はその婦人から相談を受け、そこで、娘が悩んでいると知る事になる。

とても驚いた。

ちゃんと、相談する事ができている。
自分の力で悩みを解決しようと行動している。

娘のことは心配ではあるが、
自立に向かっているという確かな実感が、
嬉しいとも感じる。


祖母は抗がん剤の影響で髪が抜けたり、気分が悪くなったりするけれど、
病気の影響で身体が弱っているわけではない。

むしろ、娘をはじめ、孫たちの様子や成長は、祖母にとっての元気の源となる。

娘はこの悩みとともに
どんな一歩を踏み出すのだろう。

日本から、
祖母も含め、家族みんなで長女のことを
心から応援している。


365日のワンダー
ブラウン先生の格言ノート
1月12日
How wonderful it is that nobody need wait a single moment before starting to improve the world.
(なんて素晴らしいことでしょう。世界をより良くするための行動を起こすのに、誰も、一瞬たりとも待つ必要がないのです。)
アンネ・フランク


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